ウェルシアで購入してしまった知育菓子ねるねるねるねとたのしいおすしやさん…大人の育て直し案件

先日、ウェルシアでウエル活の下見と楽天セールとの価格比較のために物色に立ち寄った際・・・レジに向かおうとしたところ、横の菓子コーナーの隅に懐かしいものが陳列されていて、つい手に取ってしまった。

■知育菓子・・・それは大人にとって育て直し案件なのかもしれない

特定の年齢の方ならご存じと思われる、ねるねるねるねたのしいおすしやさん。多分どちらも生涯に一度は購入した記憶があるんですけど、すっかりその時の記憶がなくて・・・育て直し案件すべく購入。
 

■こどもの時の記憶よりもさわやかなカラーになった印象のパッケージ

なんだかパッケージは凄く爽やか目カラーになっている気がする。それからメーカーがクラシエになっていて・・・かつてはカネボウ食品からだったと思うんですが、なんだかクラシエだと日用品とかのイメージなので変な感じがします。

まず、最初は「たのしいおすしやさん」から。子供のころ、こういうのに興味があったけど、なかなか買ってもらえなかった記憶があって・・・その成果手に取ってしまったんではないかと改めて思います。現在の売価にしても300円弱していますから、こどものお菓子としては高級な部類でなかなか買ってもらえないのも想像できますが・・・。

そして、単純に・・・「このパッケージのようにきれいに作れるんだろうか?」という好奇心というよりは、疑いに近い感覚で試してみたくなるのは子供のころと違って年齢を重ねた自分の発想なんだなとも思います。

■想像はしていたが材料が多く、当然工程も多い

パッケージを開けてみると・・・けっこういろんな種類の内容が入っていて、これは長期戦になるなと実感します。粉末や容器の入っていた袋には、回転ずしにみられるお皿のデザインが印刷されていて、最終的にここに盛り付けると出来上がりらしい・・・「え、パッケージの外側の袋に食品盛り付けるのって・・・なんか衛生的じゃあないな」ってすかさず思いました(笑)

■大人が作るのにも勢いが必要

容器に粉末各種をいれていき、具材をつくっていくわけですが・・・容器の中の細かい仕切りをみてしまい・・・すごく面倒なきがしてきました。・・・ちなみに、これ購入してからすぐに開けたわけではなくて、数日たって「今やるしかない!」って奮起して休日の夕方に急遽始めたわけです。そのくらいには勢いが必要なのと・・・大人だって忙しくてなかなか時間がないのです。
最初は何よりシャリをつくっていきます。水色の袋を開けて、一番大きな仕切りの部分に粉末をいれて水と混ぜていきます。
粉感が消えず、
「これ、本当にシャリになるの?」とか
「一番最初のシャリからして、うまくいかなかったら先が思いやられるなぁ。」とか
「こどもに作れる知育菓子すらつくれない自分ってどうなんだろう・・・そういえば昔小学館の小学1年生だとかのおまけがうまく作れなくて、それっきり買うのをやめたことあったなぁ」とか
・・・なんだこの現れるネガティブめな感情は。。。
できはどうあれ、先に進むのは納期のある仕事の鉄則、完璧を目指していて納品できないのではだめですからね・・・というのが社会人としての考えで、シャリはほどほどにして次に進みます。こんどは黄色い袋の粉末・・・わかりやすく玉子のネタの部分になります。
こちらは水と混ぜていくと、粉末の色が白から黄色に変わっていく。単純にこれは理科の実験のようで面白い。
次は、鮪のネタ部分になる赤い袋の粉末です。先に練った玉子ネタがきちんときれいに固まるのかこの時点でも不安はあります。
赤い袋の粉末も、水と混ぜることで赤い発色・・・このあたりで色が変化することへの感動には慣れてしまいます。
とにかく、メインどころのネタとシャリを作る段階までは歩みを進めました・・・で、「まだ先があるのか・・・」と思ってしまったのが本音(笑)
次の工程では、どうみても食欲のわかない消しゴムみたいな板を延ばして軍艦巻きの海苔に該当する部分を作成していきます。
真面目に練り消しゴムのようで、うまく伸びないし・・・これは最初から伸ばしたものをいれておいてくれればよかったのでは・・・などと思ってしまいます。
次、またカラフルな袋が登場。
二つ袋がありますが、これはどちらもイクラの部分をつくっていくための粉末。

緑色の袋の粉末を水に溶かして、次にオレンジの袋の粉末を水に溶かす・・・そして後者のオレンジの粉末をスポイトで緑色の粉末に落としていくことでイクラが作成されるようです。
では、さっそくスポイトを・・・正直二つの粉末を水と混ぜるのはすでに面倒でしたが
面倒だっただけに、スポイトでイクラを作成していく瞬間は逆に楽しみがありました。
凄い・・・オレンジの粉末を緑色の粉末におとしていくと、確かに固まる。そして、大き目なつぶを作るためには、大き目な水滴にして落とす必要があり、多少スポイトの使い方にもコツがいります。

なかなか減らないオレンジの粉末に焦りを感じ、次々にスポイトで作成していきます。
なんだかすごい数がでいて、リアルな寿司の軍艦ネタの大きさでも耐えうるような量ができたような気がします。・・・こんなにこの知育菓子のサイズで使うんだろうかという疑問がわいてきたくらいです。
それにしても、このイクラ、まだ実食はしていませんが、ビジュアルにかんしては、本物のイクラと全くそん色がないようなできあがりで思わずつくりながらまじまじと見入ってしまいました。
さて、それではここまででネタ部分の準備は完了したので、実際に寿司の姿に仕上げていく過程になります。
と、思いきやまだ袋が一つの凝っていて、何かと思ったら醤油に該当するものをつくることに・・・正直「まだ工程残ってるのか・・・」と思いましたよね。あと、一度シャリ部分の粉末を造成した溝を使うんですが、一度使った箇所に粉末をさらに入れて・・・はビジュアル的にもあまりきれいではなく・・・まあ、残すわけにもいきませんから、とにかく作りました。

■具材などの準備は完了し最終的な寿司の形態に

シャリはサイズ感がなかなかつかめませんでしたが、どうにかこうにか、指で押し固めて寿司ネタが乗せられるように一目散につくりました。(すごく面倒なのと早くい終わらせたくなっていました。)
そして、固めた玉子や鮪のネタを半分のサイズでスプーンで拾ってシャリに乗せたり、問題の軍艦巻きの海苔をまいたり(全然長さが足りず伸ばしなおしました・・・そして相変わらず消しゴム感が凄いビジュアルで美味しくなさそうだった)最後に渾身のできのイクラをのせてできあがり!
お皿のビジュアルの袋に盛り付けてできあがり、それでは、「bon appétit!(ボナペティ)」「召し上がれ!」「寿司喰いね!」
鮪の透明感といい、筋の入り方といい、色もけっこう完璧・・・しかし口に含むと軽いラムネのような味わい。シャリは特にそんな感じです。
そして、やっぱりイクラ。海苔のビジュアルのひどさがもったいないくらいに、いくらはよくできています。プチプチ感も強くはないがあったように思います。・・・味はどれも同じなので、2つ目以降は「食べきらなきゃ・・・」って片づける一心で勢いつけて食べました。・・・もう口の中がラムネ菓子のような味で占拠されます。


■ここで終わりじゃない!ねるねるねるねも作ってしまう

そして、「その勢いでやらないと、もう開けないのではないか?」という不安にかられて、ねるねるねるねをつくっていくことに!

これも、単純に粉末と水を混ぜて、味変の粉を入れるだけと思いきや・・・ごちゃごちゃと出てくる粉末の数々・・・先が思いやられます。
最初にコーラ風味の味の物体を作っていきます。

どうやってっ水加減を調整していたのか全く昔の記憶がなかったんですが、パッケージの端にあるくぼみの部分を切り取って、これをひしゃくのようにして水を入れていきます。

※小さな容量なのでペットボトルから水をいれるとこぼれやすく、調整がちょっと大変でした。最初に浅いカップなどに水を汲んでおいて作るのが良かったかと思いましたが・・・とにかく勢いでつくってしまわないとと思ったので細かい準備はなしが必須でした。
もう、さんざんたのしいおすしやさんを作るのに、水と粉末を混ぜていく作業をしたので、この混ぜる工程がさほど楽しくはありません。
更に最初のフレーバーをつくりあげていくのに、二つの粉末が必要で、さっそく混ぜていきます。・・・これは子供だったら、混ぜて色が変化することが面白いわけでしょうけど、今の自分には一つの味を作るのに二つの粉末を混ぜる工程は面倒にしか思えませんでした。(←乾いた感想)
最初のコーラ風味の粉末ができます。つのがたつくらいという感じの粘性で・・・ちょっと水が足りなかったかも。そして・・・かつてはもっと毒々しい恋色だった気がするんですが、すごく淡い色味です。
そして、カラフルなトッピングをあけます。これは記憶にもはっきりありますし、これがないと単なる粘性のある物体で食欲はわきませんよね。
そして、最初のフレーバーを実食。ちょっとコーラー風味や甘さはおさえめで、酸っぱさがあります。
そして、あの魔女の登場するコマーシャル独特の味変の粉末をいれていく段に。
水を追加することを忘れてあとから水を足しましたが・・・なんか緩くなってしまった。
味もなんだかフルーツの風味が加わったようですが・・・すっぱさが増してしまい・・・もはや何を食べているんだか・・・という感じで。。。
「テーレッテレー♪・・・う、まくない。。。」
一目散に食べきることに無心になり・・・軽く苦痛・・・っていうか、「こんな味だったっけ?」昭和生まれの駄菓子で育った身としては、もっと色も毒々しく、味も甘さがバリバリにあるもののような期待を勝手に持っていましたが(実際昔は、もう少しあじが濃かった気もします。)

■知育菓子をつくって食べるのに時間を費やしてみて

というわけで、結局二つの知育菓子を同時につくってあっという間に・・・と言いたいですが、たのしいおすしやさんだけでつくるのに20分弱・・・案外食べきるのにも時間がかかったり、ねるねるねるねも急ぎで5分強とかでつくりましたけど、たべきるのに苦戦・・・なかなか減らなくて最後本当に自分との闘いで、マラソンを維持でも完走してやるくらいのゴールに向かって苦しい感じでした。


思わずウェルシアの店先で目について、好奇心で手に取ってしまった知育菓子。思った以上の工程に苦戦して・・・好奇心は満たされたものの、なんかこどもの時にもったような期待はなかったのです。

■そもそもみんなで楽しくつくるのが一番良いという話

あと、思いましたけど、大人でもつくるのに一苦労でしたが、そもそも子供だって、親と一緒に作ったりしているでしょうし、一人でつくるものではなかったかもしれませんね。


現代のこどもも、こういったお菓子を手にすることはあるんでしょうか?今も商品として店頭に並んでいるわけですから、一定の需要はあるんでしょうけど・・・


というわけで、大分人生としてもわき道にそれたことをしていますけど、そんな知育菓子をつくる大人の育て直し案件なのでした。

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