狙い目ワインを予習、ヤオコーワイン20%offに向けて

 以前、ヤオコーの直輸入ワイン30%オフの日についての投稿(ヤオコー直輸入ワイン30%OFFの日 5月 07, 2023)の中でも、別の週に直輸入以外のワインが20%オフで買える日があることを書きましたが…

「正直個人的には目的としていた主なワインは大体購入してしまい、目新しいものがない」と言うことも書きましたし、事実そうだったんですが、


先日別件でヤオコーに行く機会があり、ついでにワインコーナーをのぞいたら、今まで取り扱いのなかったメーカーや銘柄のワインがいくつかあったので、次回20%オフの日が近づいたら狙おうと思ったワインがいくつかあります


そんなワインをいくつかご紹介。あ、ちなみに僕は単なるワインや日本酒好きな飲み助でもありますが、ワインについてはソムリエ協会認定のワインエキスパートや英国の教育機関が認定を行うWSETwineslevel3を保持しております…ので、その辺りの知見も含めて少しご紹介できればと思います。


まあ、紹介と言いつつ自分自身が狙ってる買い得ワインなんですけどね。


■まず白ワインから

オリヴィエ・メールランのマコン・ラロッシュ

…近年フランスブルゴーニュ地方のワインの価格高騰が凄まじく、ブルゴーニュ地方の中でも南側にあり比較的肉厚なシャルドネ種の白ワインがつくられるマコンは価格も良心的でお勧めです。

これを輸入しているインポーター(輸入商≒メーカー)は、ロゴからも分かるようにアオハタジャムとかキューピーの親会社の中島董商店(現在では他の会社と合併してワイン・トゥ・スタイルという会社になっている。)母体が食品系の会社なこともあって、飲食店向けに強くエレガントな味わいのワインを得意としているメーカーです。



同様のインポーターのシャブリ・プルミエクリュ(一級)も。

世界的には80年代からブームになり日本でも定番になった辛口白ワインのシャブリ。

特にそのミネラル感(昔海だった地層なので実際貝殻などのミネラルにつながる成分のある土壌でブドウが育っている)から「生牡蠣とよく合う」なんて言われますが、シャブリも含まれるブルゴーニュ地方のワインの値上がりに合わせて、ブルゴーニュ地方の北限にあるシャブリ地区のワインもやっぱり最近値上がり幅が凄まじいんですが、プルミエクリュ(一級)で5,000円ほどはまずまずな価格。割引を受けられるなら試してよしだと思います。

■ここで豆知識ブルゴーニュ地方の辛口白ワインの定番「シャブリ」の格付け

シャブリには以下のようなランク付があって下から

プチ・シャブリ並のシャブリの下の格とみなされていて、より日照量の少ない北向きの斜面の畑だとか、ワイン用ブドウの生産としては少し恵まれない条件なども含まれる土地などの要素などもあり、価格ももちろんプチ価格で、安いと2000円くらいでもありますが、日本でそんなに流通してないイメージ。(流通が少ない分普通のシャブリよりわずかに高いものもよく見かける。)


シャブリ…ここがスタンダードですが安価なものは2000円くらいからスタイルはピンキリで安価なものは極々シンプルな辛口白ワイン(ただ、それはそれでシャブリの持ち味の一つではある)

そして、優良な生産者のものは明らかに味わいの厚みだったり、果実味が加わってくる。

近年の価格高騰で並のシャブリでも有料生産者のものは5000円くらいに近付いている。少し前はせいぜい3,000円台後半くらいが平均だったと思うんですが。


シャブリ・プルミエクリュ(一級)…並のシャブリよりもより優良な区画の畑と言うわけで、このランクだと一定以上の味わいの厚みなどがあります。

シャブリって、やもするとシンプルな白ワインのイメージで過小評価されているところもあるんだけど、このクラスのものをいただくとシャブリにも様々な魅力があるんだと気付かされます

ただ、やっぱり5000円以上することが多いですし近年10000円に迫る価格帯のものも。…という意味では今回見かけたワインは高くはない方、なのとディスカウントがあるならぜひ利用すべきでもあります。


シャブリ・グランクリュ(特級)7つの畑しか認められていない正に特級区画で生産されるシャブリ…価格も10000円以上とかしますので、いただけるチャンスがあればぜひですし、正直進物向けな気がします。
と、少し話がそれましたがとにかくシャブリのプルミエクリュ(一級)でこの価格はまずまずだと言うことです。それからインポーター的にも期待が持てます。



そして、以下は

絶対的な穴場的商品。JAL系列のジャルックスがインポートしている、アナベラのシャルドネ。


ブルゴーニュではなく、アメリカはカリフォルニアのワインですが、これも値上がり幅がすごく4千円台とかに迫る勢いなので、この価格でも買いですし、割引が入るなら間違いなく試すべきです。

なによりカリフォルニアのナパ地域のワインはこの価格でなかなか買えないです。
ナパも、カリフォルニアワインの産地としてはトップブランドの産地で…それこそオーパスワンなどを始めとした高級ワインで成功した上に、ワイナリーツアーなどの観光事業でも大成功して、今では逆に本家フランスのボルドー地方も観光向けにシャトーを解放するなど影響を受けているくらいです。
ナパのワインはそんなブランド化していることからも、底値は3,000円台後半以上のことが多く買い得ですし、このシャルドネ種の白ワインは価格が良心的ながら秀逸です。

初めてナパのワインを飲むにもお勧め(一番はカベルネ・ソーヴィニヨン種の赤ワインですし…このアナベラも赤は素晴らしいので、おすすめ)



また、同じジャルックスが輸入するワインで言えば、

チリワインのエラスリスもおすすめ、

プレミアムなワインも手がけるワインメーカーですが、一番安いラインも優秀。シャルドネ種の白は大変おすすめです。
チリワインは安価で美味しいんですが、千円台の価格のシャルドネ種の白ワインで飲み比べをすれば恐らくこのエラスリスのシャルドネは圧倒的で…チリワインに限らず同価格帯の世界のワインの中でもトップクラスなんではないでしょうか
白ワインはもとより、ワインにこれからチャレンジしたい人にもお勧めです、味わいもしっかりしていますが、非常に綺麗で、単体で飲んでも良し、食事とも合わせやすく万能型だと思います。


■次に赤ワイン


このヤオコーはワイン売り場が白と赤でコーナー分けされているので、お次は赤ワインのコーナーへ。


3千円台でナパの赤ワインを発見

あ、そしてさっきナパのワインをお勧めしましたが、赤ワインもありました。これは、まだ頂いたことがないワインなので今回個人的に狙います。
ナパのカベルネ・ソーヴィニヨン種の赤ワインといては3千円代半ばは手が届きやすい底値に近い部類ですが、そこにセールが入れば間違いなくお得です。
インポーターもワイン・トゥ・スタイル(さっき出た中島董商店と元々アメリカのワインを専門にしてきたワイン・イン・スタイルが合併してできた会社)ということで、アメリカ専門部隊のある会社ですから、その点でも期待できます。



先に紹介したエラスリスのカベルネ・ソーヴィニヨン種

はチリの代表品種の一つでエラスリスのものはクリーンでありながら滑らかで秀逸です。

正直チリワインは流通も多くてハズレのないコノスル(自転車のマークで千円以下スーパーなどで多く見かける)で止まってしまうことが多いですが、もう一つ上の価格帯もお勧めで…それでも千円台前半など他の産地と比べると安価。

チリと日本は関税撤廃してるので安いと言われることもありますけど、日本はワインの関税は凄まじく安い国で一本頭100円台とかなので、そもそもチリはワインそのものを安く生産していると言えます。
チリのカベルネ・ソーヴィニヨン種ならば、このエラスリスやモンテスのシリーズが秀逸です。更に上級のレンジもあるのですが、それらもおすすめではありますがここでは割愛。


また、エラスリスはお隣のピノノワール種のものも上手くできています。

ピノノワールのワインはそもそも本流のフランスブルゴーニュとかは高いこともあるので、試したことがない方にもおすすめです。
ピノノワール種は気難しいブドウ品種でブルゴーニュ以外だと、肉厚になりすぎたり、濃さが出過ぎたり、特にチリのものはスパイシーによったものが多い印象で、王道のピノノワールのスタイルからは少し外れる気がします。(個人的には好きですが)

と言う中で、強すぎずスムースさがあり品種個性も生きているこのエラスリスのピノノワールは素晴らしいです。(チリでは遅れて生産が始まったシャルドネ種の白ワインが秀逸なあたりからもピノノワールの良さは予見できますが。)



ちなみに、ピノノワール種のワインで言えば、

ベンチマーク(基準)にしているルイジャドのブルゴーニュルージュ

の価格もチェック。3000円ほどとあります。
「ルイ・ジャドを語らずしてブルゴーニュを語れず」というキャッチコピーがある通り、ルイ・ジャドはブルゴーニュで最大のワインメーカー。試したことがない方は一度試してみることもお勧めします。

特に日本で正規ライセンスを持っている日本リカー(キリンビール系のインポーター)の公式カタログでも後発のビンテージは価格が大幅に上がっていて4000円台になるようなので、今の内感もありますね。
いや…本当にここのところのワインの価格高騰は恐ろしいですね。


という具合で、何とか時間を都合して次回のヤオコーワイン2割引きの日には買い物できないかと考えています。

ちなみに、うちの近所のヤオコーでは6月は10日(土)が20%オフの実施日になってます。

多分他のお店も同じようなスケジュールで開催かと思いますが、ヤオコーのホームページから各店のチラシをチェックできるので確認必須です。


というわけで、ヤオコーのワイン20%オフが実施されるときは、事前に下見をしておくと当日目的が明確になりますし…中には人気なワインは品切れしたりもあるので、早めに買いに行くと言うのも手ですね。


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