BYOベルサイユの豚で持ち寄りワイン会1人¥770と格安持ち込み料

 久しぶりにワイン好きな仲間で集まり、ワイン会をすることに…そして、集まるメンバー全員ワインエキスパートやソムリエの有資格者なこともあり、各自ワインを持ち寄ってのワイン会をすることに。


当初はレンタルルームを借りて早い時間からスタートして、早め解散にしようかという話をしていたんですが、数日前に体調不良で不参加の人が出たので、人数的にコンパクトになったのでお店で…という流れに。(レンタルルームはルーム料金がかかり、それを人数で割って負担するので、人数次第なところがあります。)

こんな時にワインの持ち込み可能なお店を知っていると非常に助かります。そして、最近頼りにしているお店が「ベルサイユの豚」


ちなみに記事タイトルにもしましたが、BYOビーワイオーとは(Bring Your Own…直訳だと自分のものを持ってきてください)の略で、ワインの持ち込みを指します。持ち込み可能なお店を検索する時に「都内 BYO 可能な店」とかで調べることもありますし、「BYO可」のような表示をしているお店もありますので、持ち込み可能と同様に使う単語です。

今回ワインの持ち込みで利用した「ベルサイユの豚」はその名の通り、豚肉の料理がメインなカジュアルワインバルなんですが、ここの素晴らしいところは、コルケージ(持ち込み料)が1人¥770で持ち込みし放題なところ。破格です。

今回は池袋のお店を利用。何度か利用していますが、お店は地下で、初めてだとちょっとわかりづらい。
階段を下りていく途中、系列のお店が並んでいるよう。
なので、階段を下りた先の入り口も少々分かりづらかったりする。
そして、ディナー営業は17:00からなので、オープン時間に合わせて予約してました。
店内には…大きな豚のオブジェが見えます。
入り口にはワイン用の木箱にワインボトルがディスプレイされている。
カリフォルニアの高額ワイン、ケンゾーエステートのボトルがディスプレイされていますが、誰かがお店であけたのか?
同じくオーパスワンの木箱の蓋も。
木箱はオリジナルの刻印が焼き付けてあって、フランス語を訳すとそのまんま店名の「ベルサイユの豚」
紋章というかシンボル部分も豚が剣を持ったりしているデザイン。けっこう細かいことしてるなと。
入り口付近の壁には、マリーアントワネットらしき人物が豚を抱き抱えている壁画も。
入店前に軽くメニューをチェック。ワインバルなので、ワイン系のドリンクが主体。
店舗はこの池袋の他に、錦糸町、九段下、田町、西新宿にあるようで、ここ以外だと錦糸町のお店に行ったことがあります…その当時はワイン飲んでなかった記憶ですが。
その他メニューに目を通していくと、コダマのバイスが取り扱っていて(ガード下とかの渋めな大衆居酒屋とかなしかないイメージ)なかなかコアなメニュー作りだと思う。
ボトルワインも、¥2400円からと良心的。
そして、結局この日は僕以外はこの池袋店が初めての人たちだったので、少し迷って到着。

目一杯飲みたいので、オープン直後に予約して入店。テーブルについてメニューをもらうと「ワインの持ち込みします」と伝えて、コルケージの¥770をつけてもらい、「冷やしておくものはありますか?」と聞かれたので、この日はロゼワインがあり「ロゼワインを冷やしてください」とお願い。

まずは、早速お店の用意する樽生スパークリングワインを一杯いただき、前菜的なメニューも頼んで、その後預けておいたロゼワインを用意してもらいました。
ロゼワインは北海道は余市のワイン。ドメーヌ・タカヒコのロゼ…タカヒコのワインは熱心なファンが多く、手に入れるのは難しい。

これ、持ち込んだ主に「どうやって手に入れたのか?」聞いてみたら「ふるさと納税で手に入れた」とのこと「毎年ふるさと納税でチャレンジしているるけど、近年発売開始と同時の早押しで負けて買えていない」とのこと。ネットで早押しになるくらい人気なのかと驚かされました。

周りにも熱心なブルゴーニュワインのファンの人たちがいて、同時にやっぱりタカヒコの熱心なファンの人がいるので…ブルゴーニュワイン好きの所謂「ブルオタ(ブルゴーニュワインオタク)」が主要な客層にいると思うと、そりゃ取り合いになるなと合点のいくところです。

このロゼも普段はリリースのないもので、20年ビンテージのみ…ブドウの出来がイマイチだったようで納得する赤ワインがつくれない理由からロゼワインにしてのリリースだったとか。


注いでみるとロゼワインとしては色味は濃く、バラや肉付きの良い梅、熟したチェリー、リコリス…そしてうっすら皮革(なめし革など)の香りがして…これで赤ワインならかなり本格的なものが出来るんだろうと思ったところです。


味わいもしっかりとしていて色味に違わず赤ワインのようなドライさがあって…

しかし、裏ラベルの表記を見たらアルコール度数が10.5%ととかなり低く(通常のワインは12%~13.5%くらいが多い。10%台だと糖がアルコールに発酵しきっていない甘口ワインに近い度数)驚きました。

この日は食事はムール貝のガーリック炒めなどをオーダー。旨みのあるワインにはよく合いました。

それから、この後赤ワインも持ち込んでいるので肉料理もオーダー。
何度もこのお店来てるけど、豚肉すごく美味しくて軽く感動したんだけど…いつも頼んでなかったのだろうか。

そして、次は僕が持ち込んだワイン。
フランスはブルゴーニュ地方のピノ・ノワール種の赤ワイン。

ドミニク・ローランの「アロース・コルトン(村のもの)」ビンテージは2015年と出来の良いグレートビンテージ。

ドミニク・ローランはパティシエからワインメーカーに転身した人で、かつては新樽200%とも言われたくらい、樽の甘やかな風味があり、濃いワインを作っていたことで有名でした。今はそこまで樽は使わないみたいですが、味わいは程々に濃い印象は変わらないです。

正直コロナ禍で3年とワイン会などできない時期が続いて、当然自宅にストックしているそこそこのワインを開けられない状況が続いていましたが、強めのボルドーワインとかそういうワインなら、まだまだ熟成してもいいんですが、ブルゴーニュのワインや軽めのワインや白ワインなどは「このままストックし続けてしまうと飲み頃を越してしまうのでは?」と思うタイミングに入ってしまったワインが結構あり、これも9年経っているしあけて良いかと思って持ち込みました。


結果としては、かなりボディのある仕上がりで色味もまだ若めの青さが消え切っておらず、5年から10年は熟成可能な感じでしたが…まああけてよかったかなと。



そして、最後持ち込んでいただいたのは、ボルドーでも産地を隔てる川の右岸にあるポムロール地区のワイン。
今回、タカヒコとドミニクのワインが先に提示されていたので、それに合わせて重厚さのあるワインを選んで持ち込んでいただいたようで非常にありがたいことでした。
色味も濃くて、右岸のワインらしくメルロー種主体で高いアルコールとある程度の骨格のあるワインで、香りもよく開いていて飲み頃のワインだったと思います。お肉にも当然よくマッチ。ブルゴーニュの赤ワインより更に脂の乗ったお肉にはこのタイプがあいます。
なんて、楽しんでいたらあっという間に時間が過ぎ…今回ろくに料理の写真撮らなかった…とにかく、コルケージ(ワインの持ち込み料)が1人¥770円で持ち込みし放題とお手頃なので気軽に好きなワインを楽しめて、最近よく使わせていただいています。

画像の奥にあるように、ワインクーラーなどもお借りできます。

そして、いざお会計1人頭4000円ほどで持ち込みを楽しめるお店はなかなかないので本当にリーズナブル…なのと、伝票に豚のイラストが描かれていて…何度も来てるのに初めて気がつきました。チャージで1500円ついてますが、お通しでは「ポークリエット」が出てきます。


今回のメンバーもベルサイユの豚を利用してみて「手軽にワインが持ち込めて良いね」という話になり、僕からは「コロナ禍で3年空いたので、まだ飲み頃が来てしまっていて早く飲みたいワインがある」という話をしたら、「次回は飲み頃が早くきてしまう白ワインで打線を組んでワイン会をしよう」という話になりました。

ちなみに、ベルサイユの豚の運営会社のホームページにもベルサイユの豚のワインのシステムの記載があって、コルケージ(ワインの持ち込み料)は¥770円の表示。
また、持ち込み以外にも魅力的なワインのシステムがあって、ワインのボトルオーダーで、ワインカードを集めて、カードの枚数で会員ランクが決まっていったり、一定の枚数でワインがプレゼントされるなど魅力的です。

マスター会員になれば裏のワインリストがあるそうです…この日写真は失念しましたが、通常のボトルワインのリストでも会員ランクがマスターだと価格がかなり安くなる表記がありました。



なので、持ち込みでなくてもワインをオーダーして通うことで、またお得に楽しめるお店です。


ちなみに、今回予約をホットペッパーからしたので、そちらのポイントも獲得予定です。

150ポイントですが、これもなかなかバカにできないポイント数です。


というわけで、ワインの持ち込みを格安に楽しめる「ベルサイユの豚」はなんだかんだでリピーターになっています。




【エノテカ公式直営】赤ワイン 2016年 シャトー・シャンタルエット / シャトー・ド・サル フランス ボルドー ポムロル 750ml ワイン

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