どこかにビューーン!で行く美酒県山形の旅も二日目ですが・・・二日目にして元々確定していた要素は予約を取っていたタケダワイナリーの見学のみだったので、一日の始まりに大体のプランを練って切符の手配も済ませて旅をスタート。
そこまでが少し長くなりましたが・・・どうにか山形駅から茂吉記念館前駅を経由して公共交通機関と徒歩でタケダワイナリーに到着しました。プランニングとタケダワイナリーへのアクセスは前回記事をご参照ください。(どこかにビューーン!で行く美酒県山形の旅ep.05「2日目はえきねっとで格闘し日程決め!山形駅からタケダワイナリーまでの道のり」 6月 29, 2023)
さて、見学の予約をしていた10:00の5分前くらいにタケダワイナリーに到着しました。これは隣接する道路から見える一番大きな建物です。
この建物に沿って進むと、タケダワイナリーの直売所があり、見学もここで受付して進むことになります。販売所の入り口。
ショップに入ると日本ワイナリーアワードの受賞歴がわかります。
また、ところせましと販売されているワインがならんでいます。こう見るとけっこうな種類があるような気がします。
早速、受付を済ませて見学のスタートになります。まずは施設の横に広がるブドウ畑から。手前もそうですが、奥の斜面に見えるのもタケダワイナリーのブドウ畑になります。
けっこうな規模にこの時点で驚きます。畑は15ヘクタールほどあり、4万本を生産しているそうです。8種のブドウ品種を自社畑で栽培していて、自社栽培以外にも契約栽培農家があり上山ではデラウェア種を天童ではベーリーA種を栽培していて、それらをここで醸造しています。とにかく自社以外も全て山形産にあたります。
自然に近い状態での栽培を行っており、ブドウの木の下にも草が生い茂っています。ほぼ垣根仕立てでつくっており、奥の斜面はベーリーA、ブラッククイーンがあり、そちらは棚仕立て。それ以外は垣根仕立てということです。
垣根仕立ての物は30年ほどで植え替えを順次行っていくようですが、当然タイミングがずれるように随時植え替えも行われているので、この画像のように新しく植えられた樹もありますこの写真のもので、植えてから3年のものだそう。ここまでで3年というのは・・・ブドウの樹の成長というのは時間のかかるものだと思いました。
この施設のすぐ横に植えられているのは白ワイン用のブドウ品種のシャルドネ種。これで樹齢は25年ほどということです。
契約栽培のブドウから醸造されたものも含めると年間で20万本も出荷しているというので・・・山形のワイナリーとしてはその歴史もさることながら、草分け的存在であることがうかがえます。
そして、出荷前の倉庫には空のピー箱もつんであって、これは日本酒サイズのもので日本のワイナリーらしいなと思ったのと、実際つかっているのか聞いてみたところ、「一升瓶で出荷するワインもある」とのことでした。長野の五一わいんなんかでも一升瓶規格のものがあったので、同様だと思いました。
さて、それでは施設の見学もそこそこにして地上にあがります。
地上にあがったところに、母屋というかがあり、その横に少し広い庭レベルのブドウ畑があり、ますが、これでボトル300本で一樽分のワインになるそうです。この畑で樽が一つと考えると感慨深いです。
見学の後は・・・残念ながら今はテイスティングの実施はないために、ショッピングのみ。ちょっとうっかりしていたのは、テイスティングがないために、味わいについてよくよくうかがってくるのを忘れてディ待ったことです。
全然タケダワイナリーのワインを飲んだことがなかったので、まずはエントリーとして、契約栽培農家のものですが、タケダワイナリーのルージュとブランのハーフボトルを購入しました。・・・まあ、まだ先もあるのでフルボトル変えないという事情もありますが。
さて、適当に時間をつぶしたのであとは駅に戻って電車を待つことにします。
茂吉記念館から駅に向かう坂は・・・一面桜が植わっているようで春の景色などはなかななよさそうです。
駅への案内。
そして、茂吉記念館駅の真横にもどってきました。駅の真横に気が植わっているんですが、実がなっていて・・・これはラフランスかなにかでしょうか。
無人駅なので、乗車証明の発券機も・・・今回すでにえきねっとで乗車券はすべて購入しているので必要ありませんが。
ちなみに、タクシーも利用しようと思えばできたようですけど・・・タケダワイナリーまでは十分歩いていける距離だったので、複数でくるとかでなければ歩きで良いかと思います。
さて、電車は11:16発なのでしばしこちらで待ちます。電車を待っているのは僕のほかに2人くらいでした。
待合室はもうけられていて、何気に電光掲示板による案内などもあります。
それにしても、駅付近には基本何もないので、飲み物などは事前にもっていること必須です。
待合室の時刻表、基本的に1時間に1本で、ときどき列車のない時間帯も。
さて、新幹線の通過を見送ったりして、乗り込む予定の電車が到着しました。
こんどはロングシート型の電車です。基本ワンマンなので、乗車時に整理券を引くシステム。
乗り方も決まっていますね。一両目の後ろのドア付近に整理券がるのでそちらで乗車、下車は一番先頭のドア付近で料金を払ってというスタイル・・・ただ、これ無人駅に適応するスタイルで、新幹線のとまるような有人駅では改札があるので、全てのドアが開いてあとは改札でやりとりをする感じでしたね。
さて、電車が進んでかみのやま温泉駅付近・・・例のタワマンはここからも見えますね。
途中駅では、こんな貨物のコンテナが待合室にされている駅も。
そんなこんなで車窓を楽しみながら次の目的地の高畠ワイナリーに向かう高畠駅に到着。11:44着だったのでおよそ30分ほどの乗車でした。
さて、高畠駅からはまた急ぎ足で高畠ワイナリーに行くことになるんですが、それはまた次の記事で書きたいと思います。
自然に近い状態での栽培を行っており、ブドウの木の下にも草が生い茂っています。ほぼ垣根仕立てでつくっており、奥の斜面はベーリーA、ブラッククイーンがあり、そちらは棚仕立て。それ以外は垣根仕立てということです。
垣根仕立ての物は30年ほどで植え替えを順次行っていくようですが、当然タイミングがずれるように随時植え替えも行われているので、この画像のように新しく植えられた樹もありますこの写真のもので、植えてから3年のものだそう。ここまでで3年というのは・・・ブドウの樹の成長というのは時間のかかるものだと思いました。
この施設のすぐ横に植えられているのは白ワイン用のブドウ品種のシャルドネ種。これで樹齢は25年ほどということです。
このブドウの樹にそえられているビニールのようなものは雨除けのレインカットで・・・以前山梨の甲州市や熊本ワイナリーなどで見たものは、完全にブドウの樹が隠れるような傘のようなものでしたが、ここでは、このくらいのビニールをかけることでブドウは守られるようです。
しかし、斜面のブドウ畑はそうはいかず、ブドウの実ごとに袋をかけて守るようで、斜面での作業の大変さもありますが、ここの袋をかける手間も相当なものだと思います。海外では考えられませんが、湿潤で雨の多い日本でのワイン用ブドウ品種の栽培には本当に手間がかかると思います。
よくよくこのビニールの下のあたりを見ると、ブドウの花が咲いて、結実する途中の状態が見えます。ブドウの花というか実は結構低い位置につくんだなと驚きました。あと、この時点で花が咲ききって結実するところまで進んでいるので、「シャルドネは成長が早いのか」ときいてみたところ、実際そうみたいで「収穫も9月と早いです」と教えていただきました。ソムリエ協会のワインエキスパートの勉強の時にも、ブドウは開花から100日で収穫を迎える・・・と覚えたので、9月中の収穫と考えると6月の上旬には開花していないといけませんね。
畑を見せてもらった後は施設の見学に。
これは選果台です。海外も含めきちんとした品質のワインをつくるには、傷のついたものなど、醸造する前にはじかなくてはならないブドウもあるため、収穫後のブドウを選果台に流してチェック、不要なものははじかれます。はじかれたものは肥料にまわされるとのことです。
このあたりで作業が行われるようで、選ばれたものを除梗機にかけてからプレスしていきます。
奥の方にそれぞれに機械があります、。右側がぶどうの梗を取り除く、除梗を行う機械で、奥にあるのがブドウをプレスしてジュースを搾りだす機械だと思われます。
施設は2階にわかれていて、瓶詰などは2階で、先ほどのプレスの後には1階にある仕込みのタンクで3週間から1か月発酵を行っているそうです。
これは選果台です。海外も含めきちんとした品質のワインをつくるには、傷のついたものなど、醸造する前にはじかなくてはならないブドウもあるため、収穫後のブドウを選果台に流してチェック、不要なものははじかれます。はじかれたものは肥料にまわされるとのことです。
このあたりで作業が行われるようで、選ばれたものを除梗機にかけてからプレスしていきます。
奥の方にそれぞれに機械があります、。右側がぶどうの梗を取り除く、除梗を行う機械で、奥にあるのがブドウをプレスしてジュースを搾りだす機械だと思われます。
施設は2階にわかれていて、瓶詰などは2階で、先ほどのプレスの後には1階にある仕込みのタンクで3週間から1か月発酵を行っているそうです。
ということで、こんどは階下の施設を見学させてもらいます。ちなみに、この地上に見える部分は2階です。
この画像の奥の方の駐車場に見える部分にはスプリンクラーで水がまかれていますが、実はここの下に当たる部分が貯蔵庫などになっており、夏場などは温度を保つために、要は屋根に水を撒いているような状態です。
そういえば、個人的に小学校の時バブル時代のベッドタウンで育ったので、転入生が多すぎてプレハブの校舎を使うときがあったんですが、当初冷房などなく、そんなときは屋根に水道を通して水を流していたのを思い出しました。とにかく、水を撒いて下の施設を冷やすということですね。
さて、それでは1階の施設へ、シャッターを開けてもらうとまるで地下に進んでいくようです。
入ってすぐのあたりは出荷前の商品が並んでいます。段ボールにボトルが入っているので、これらは注文が入るとすぐに出ていくもの。
さらに奥にはシャッターで仕切られており、貯蔵庫(セラー)になっています。ここがさっき見スプリンクラーで水がまかれていた下の部分ですね。40年利用されているもののようで、ここには昨秋搾られたものが貯蔵されています。
さて、それでは1階の施設へ、シャッターを開けてもらうとまるで地下に進んでいくようです。
入ってすぐのあたりは出荷前の商品が並んでいます。段ボールにボトルが入っているので、これらは注文が入るとすぐに出ていくもの。
さらに奥にはシャッターで仕切られており、貯蔵庫(セラー)になっています。ここがさっき見スプリンクラーで水がまかれていた下の部分ですね。40年利用されているもののようで、ここには昨秋搾られたものが貯蔵されています。
白は半年ほど、赤は一年ほどの熟成、瓶詰めして一年から二年熟成するようです。このセラーの奥にも加護が積まれていますが、かごの中に瓶が横にして並べてあるようです、よくみるようなデザインのかごなのできいてみたら、やはり収穫したブドウなどをはこぶかごと一緒のようです。
15度から20度に保たれていて湿度は80%・・・理想的なワインセラーとして当てはまるような温度と湿度ですね。
そして、手前に樽が見えますが、自社畑で収穫されたブドウのものは樽で熟成しているとのことです。
そんなに多くの樽がならんでいないような気がしますが、個人的にボルドーの格付けシャトーなどを見に行った時も、それなりに量産しているはずのボルドーでも思ったより多い樽の数ではなく思えたので「このくらいの樽の量でもみためよりも多くワインが入っていますよね?」と聞いてみたところ、一つの樽から300本ワインがとれるそうです。
また、この画像でも樽の大きさが2つあることがわかりますが、大きい樽の方が香りが柔らかくつくようで、その年のブドウの出来により判断しているとのこと。ワインの資格の勉強でもバリック(小樽)は液面に対して樽が触れる部分が多くなるので樽の香りがよくついて、フードル(大樽)はその逆とならったのを思い出しました。
契約栽培のブドウから醸造されたものも含めると年間で20万本も出荷しているというので・・・山形のワイナリーとしてはその歴史もさることながら、草分け的存在であることがうかがえます。
そして、出荷前の倉庫には空のピー箱もつんであって、これは日本酒サイズのもので日本のワイナリーらしいなと思ったのと、実際つかっているのか聞いてみたところ、「一升瓶で出荷するワインもある」とのことでした。長野の五一わいんなんかでも一升瓶規格のものがあったので、同様だと思いました。
さて、それでは施設の見学もそこそこにして地上にあがります。
地上にあがったところに、母屋というかがあり、その横に少し広い庭レベルのブドウ畑があり、ますが、これでボトル300本で一樽分のワインになるそうです。この畑で樽が一つと考えると感慨深いです。
見学の後は・・・残念ながら今はテイスティングの実施はないために、ショッピングのみ。ちょっとうっかりしていたのは、テイスティングがないために、味わいについてよくよくうかがってくるのを忘れてディ待ったことです。
全然タケダワイナリーのワインを飲んだことがなかったので、まずはエントリーとして、契約栽培農家のものですが、タケダワイナリーのルージュとブランのハーフボトルを購入しました。・・・まあ、まだ先もあるのでフルボトル変えないという事情もありますが。
山形市内でも飲めるお店があるのかもしれませんが、それはお調べいただくお手間が発生するので、自分で探すとして、今だとかみのやま温泉駅をもよりにした施設で各種ワインの試飲ができるとのことを聞きました。今回どこかにビューーン!ではかみのやま温泉駅も候補にはあがっていましたが、当たらず仙台でしたが、かみのやま温泉駅があたっていたら、そちらを起点にして宿泊してそういった施設を利用するのもありだと思いました。
さて、買い物を済ませて・・・30分以内くらいで時間が収まったため、次の電車まで余裕があったので、裏手の斜面の畑の横などを通って、駅まで戻ることにしました。
施設から斜面の方に進むと、そちらにも2車線の道路が走っていて、こちらにはタケダワイナリーの立派な看板がたっています。車で来るとこちらが入り口に当たるんだなと。
そして、斜面の畑。確かにさきほどうかがったように、手前は垣根仕立てですが、奥は棚仕立てでこちらでベーリーAやブラッククイーンが栽培されているようです。
ちょっと遠めに見るだけで、そこそこの急斜面なので作業は大変そうです、しかし東側を向いているであろう斜面で、日射もよく、水はけもよく、とくに赤ワイン用の黒ブドウの栽培には向いていたんだろうと予想します。
付近の道路沿いにも畑があって、広範囲にブドウが植えられています。
ブドウの花なんかもみえますね。
さて・・・そこからしばらくやはり15分強ほどあるいて、こんどは茂吉記念館のあたりに出ます。茂吉記念館は駅から少し斜面を登った上にあって、少しひらけた景色も見えます。
本当はもっと時間があれば茂吉記念館自体を見物してもよかったんでしょうけど、そこまでの時間はないので、敷地を少し散策したりしました。
また、このように駅を見下ろすことのできる橋が茂吉記念館の入り口にあり、ちょっとここから新幹線でも通れば撮影してみたくなりました。・・・で。奥に見えるのはテレビなんかでも取りざたされることのある、なんでこの場所に?なタワーマンションですね。
いや、結局待ち時間の間に下の山形方面のつばさが一本くらい通過するタイミングに当たりそうなので待ち構えて撮影しました。さて、買い物を済ませて・・・30分以内くらいで時間が収まったため、次の電車まで余裕があったので、裏手の斜面の畑の横などを通って、駅まで戻ることにしました。
施設から斜面の方に進むと、そちらにも2車線の道路が走っていて、こちらにはタケダワイナリーの立派な看板がたっています。車で来るとこちらが入り口に当たるんだなと。
そして、斜面の畑。確かにさきほどうかがったように、手前は垣根仕立てですが、奥は棚仕立てでこちらでベーリーAやブラッククイーンが栽培されているようです。
ちょっと遠めに見るだけで、そこそこの急斜面なので作業は大変そうです、しかし東側を向いているであろう斜面で、日射もよく、水はけもよく、とくに赤ワイン用の黒ブドウの栽培には向いていたんだろうと予想します。
付近の道路沿いにも畑があって、広範囲にブドウが植えられています。
ブドウの花なんかもみえますね。
さて・・・そこからしばらくやはり15分強ほどあるいて、こんどは茂吉記念館のあたりに出ます。茂吉記念館は駅から少し斜面を登った上にあって、少しひらけた景色も見えます。
本当はもっと時間があれば茂吉記念館自体を見物してもよかったんでしょうけど、そこまでの時間はないので、敷地を少し散策したりしました。
また、このように駅を見下ろすことのできる橋が茂吉記念館の入り口にあり、ちょっとここから新幹線でも通れば撮影してみたくなりました。・・・で。奥に見えるのはテレビなんかでも取りざたされることのある、なんでこの場所に?なタワーマンションですね。
さて、適当に時間をつぶしたのであとは駅に戻って電車を待つことにします。
茂吉記念館から駅に向かう坂は・・・一面桜が植わっているようで春の景色などはなかななよさそうです。
駅への案内。
そして、茂吉記念館駅の真横にもどってきました。駅の真横に気が植わっているんですが、実がなっていて・・・これはラフランスかなにかでしょうか。
無人駅なので、乗車証明の発券機も・・・今回すでにえきねっとで乗車券はすべて購入しているので必要ありませんが。
ちなみに、タクシーも利用しようと思えばできたようですけど・・・タケダワイナリーまでは十分歩いていける距離だったので、複数でくるとかでなければ歩きで良いかと思います。
待合室はもうけられていて、何気に電光掲示板による案内などもあります。
それにしても、駅付近には基本何もないので、飲み物などは事前にもっていること必須です。
待合室の時刻表、基本的に1時間に1本で、ときどき列車のない時間帯も。
さて、新幹線の通過を見送ったりして、乗り込む予定の電車が到着しました。
こんどはロングシート型の電車です。基本ワンマンなので、乗車時に整理券を引くシステム。
乗り方も決まっていますね。一両目の後ろのドア付近に整理券がるのでそちらで乗車、下車は一番先頭のドア付近で料金を払ってというスタイル・・・ただ、これ無人駅に適応するスタイルで、新幹線のとまるような有人駅では改札があるので、全てのドアが開いてあとは改札でやりとりをする感じでしたね。
さて、電車が進んでかみのやま温泉駅付近・・・例のタワマンはここからも見えますね。
途中駅では、こんな貨物のコンテナが待合室にされている駅も。
そんなこんなで車窓を楽しみながら次の目的地の高畠ワイナリーに向かう高畠駅に到着。11:44着だったのでおよそ30分ほどの乗車でした。
さて、高畠駅からはまた急ぎ足で高畠ワイナリーに行くことになるんですが、それはまた次の記事で書きたいと思います。
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