羽黒山で精進料理をいただき、参拝した後、カーナビを使って酒田へ北上することに。
前回は(どこかにビューーン!で行く美酒県山形庄内地方の旅ep.02「羽黒山で精進料理をいただく」 10月 15, 2023)
酒田では庄内米歴史資料館と、山居倉庫、そして銘酒「初孫」を醸す東北銘醸の初孫資料館などに立ち寄りたいと考えていました。
正直これらをバスで巡るのはなかなか困難で、初孫資料館などはバス停から25分も歩くようで、それでレンタカーを借りることを決心しました。
ひとまず、羽黒山の大鳥居付近の駐車場でカーナビに指示を入れて、庄内米歴史資料館へ向かうことに。
天気は羽黒山の三神合祀殿を参拝したときのような本格的な雨は上がり、遠くに青空も見えたりするような空模様に。しかし、非常に風が強いです。
途中余目のあたりを経由していくルートでしたが、流石庄内地方、通常の道路の脇にも防風雪ようのフェンスがそこかしこにありました。そして、このルート、途中から自動車専用道路なので、ある程度速度が出せるんですが、まあ風があるので不安を持ちながら運転しました。
結構飛ばしましたが、やっぱり30分くらいかかって酒田の市内に。
庄内米歴史資料館を入力してナビに従いましたが、山居倉庫の方が入り口や駐車場がわかりやすそうなので、山居倉庫の正面に駐車。
倉庫の表面は観光案内のポスターやらでみた感じと少し違って白壁です。
ここに来るまでもそうですが、風が強くて奥まで進んでいる人も多くない感じでした。入り口付近には飲食できたりお土産や地場の産品の物販などがあり人気が多かったのですが。
この地域は住所も山居町なのでしょうか。今の住居表示なのかはわかりません。
庄内米歴史資料館は表から歩くと山居倉庫の一番奥の倉庫付近になっており、入館料を払って入ります。当時の米の品質の検査方法の展示など、様々展示があります。
昔は女性も米俵を背負っていたようで…これ以上にいくつも背負っている女性の写真資料などもあり驚きました。
全くこの地域のことを知らずに来たので、この資料館での展示を見たことは地域の理解の助けになりました。この倉庫は二つの皮に挟まれた島を少し埋め立てて作られたもののようで、物流面で効率が良かったのと、この倉庫を通して米の品質管理などがあり、年貢が米で徴収されなくなってから落ちた米の品質の向上管理などに大きい役割を持っていたようです。
ここに来るまでもそうですが、風が強くて奥まで進んでいる人も多くない感じでした。入り口付近には飲食できたりお土産や地場の産品の物販などがあり人気が多かったのですが。
この地域は住所も山居町なのでしょうか。今の住居表示なのかはわかりません。
庄内米歴史資料館は表から歩くと山居倉庫の一番奥の倉庫付近になっており、入館料を払って入ります。当時の米の品質の検査方法の展示など、様々展示があります。
昔は女性も米俵を背負っていたようで…これ以上にいくつも背負っている女性の写真資料などもあり驚きました。
全くこの地域のことを知らずに来たので、この資料館での展示を見たことは地域の理解の助けになりました。この倉庫は二つの皮に挟まれた島を少し埋め立てて作られたもののようで、物流面で効率が良かったのと、この倉庫を通して米の品質管理などがあり、年貢が米で徴収されなくなってから落ちた米の品質の向上管理などに大きい役割を持っていたようです。
この倉庫の存在などが、米所庄内の存在に繋がってもいたようです。
あとは、新たに植っている欅の木は当時から強風の吹く酒田において防風の役割で植えられていたようです。
思えばこの先でも実感しますが、少し山が海側にある鶴岡と比べても酒田は風の強さが半端ではない感じでしたし、天気予報でも鶴岡とは風速が数メートル上の数値だったりしました。
朝ドラの最高傑作と言われている「おしん」のメインのロケ地の一つで、ポスターなども多数見ました。
朝ドラの最高傑作と言われている「おしん」のメインのロケ地の一つで、ポスターなども多数見ました。
庄内平野の気候風土
それから、日本酒などでお米の種類には少しだけ見識があるつもりでしたが、飯米(食用米)にも多数種類があるらしく展示がありました。
食用でもふさが立っていて食感が好きなササニシキ、山形県の酒にも沢山使われています。
山形県の主要品種の系統図なども。
これで一部なのだから恐ろしい数の品種があるんだと知ります。
そして、これが昔女性が米俵を実際このくらいの量背負っていた…という展示。当時の新聞か何かの写真資料もあって、実際に行われていたことがわかります。
そして、北前船。…酒田市の公園に展示もあるようなので、あとで時間が作れれば見に行きたいと思います。
それから、東北を旅していると、まるで熊本のくまモン並みにどこにでも現れる、大人の休日倶楽部の吉永小百合のポスターもあって、ここもコマーシャルで流れていたんでしょうか。
米の歴史資料館を見物し終わった後は、山居倉庫の裏手にまわって、名物の景色となっているところを、眺めます。この山居倉庫の眺めは確かに風情があって美しいです。
美しいだけではなく、強い風が吹いていましたが。
物販のコーナーでは、まだ先が長いのでお酒などは買わず…あとレンタカーで車移動の状態だと調子に乗って沢山買ってしまい、帰りの持ち歩きが大変になる気がしたので、ここでは押さえ気味にと思いましたが、先ほど精進料理でもいただいたむきそばの缶詰があったのでこちらは購入。
そして、酒田の市街地から最上川を越えて南下し、次の目的地の東北銘醸は初孫の醸造元に。最上川付近の出羽大橋などは風が強くて、車が煽られる感じでやはり注意しながら運転が必要でした。物販のコーナーでは、まだ先が長いのでお酒などは買わず…あとレンタカーで車移動の状態だと調子に乗って沢山買ってしまい、帰りの持ち歩きが大変になる気がしたので、ここでは押さえ気味にと思いましたが、先ほど精進料理でもいただいたむきそばの缶詰があったのでこちらは購入。
それから、酒田名物の表示があってレジ付近にあった浜寿しを買ってみることに、精進料理は品数こそあったけど、完全にお腹が満たされた感じでも無かったので、車でつまんでから先に進むことにしました。
初孫酒造資料館 蔵探訪館に。
ここもものすごい風が吹いていて、酒林も揺れています。
入場は無料ですが、どこからの訪問か、代表者の名前…を記入して入館。入り口右側が資料の展示、左側がショップになっています。
まずは展示から見ていきます。
精米して残った糠の使い道なども展示にあり、このような棲み分けがあることは初めて知りました。
種麹菌…あのましたお米に杜氏さんが振り掛けてるやつですね…大吟醸用は、初めて見たかもしれません。
こうじ蓋、
酒母の種類について、初孫といえば生もとづくりの酒が有名ですね。
やはり銘酒なので各種受賞歴も多い。
鑑評会で一位の表彰状。
初孫はそれなりに酒販店などでも種類を見てきましたし、定番的な種類はいろいろいただいてもきましたが、見たことのないラベルの純米酒の展示もあって気になるところ。
6月に山寺を旅行した時に立ち寄った蕎麦屋で初孫を頼んだ時に出てきたものと同じデザインの徳利とお猪口も。これは…もし売ってたら買ってしまいたいかも!
そして、郷土料理に相手の解説なども。もって菊は先ほどの精進料理でもそうですし、知っていましたが、鮭の粕煮は存じ上げておりませんでした。
これは夏いかのもんぺ焼き
そして、展示を見た後は、ショップスペースに。ドライバーでなければ、試飲もできるのですが、こればかりは残念ですが断念。
季節品も出ていますが、これらは実は東京でも買えて、飲んだことがあります。
ここでしか買えないアイテムは、下段の蔵出し原酒「蔵探訪」このアイテムは原酒とあるようにかなりアルコールが高く、氷で割って飲んだりするような感じらしい。
上段の純米吟醸のいなほも見かけたことがなかったんですが、やはり県内中心の取り扱いのもののよう。今回は蔵出し原酒を買うことにしました。
初孫のラインナップ。
というか、スタッフの方と話をしてみて知ったんですが、ここは全良生もとづくりらしく、パック酒に至るまで、そうらしい。
初孫のラインナップ。
というか、スタッフの方と話をしてみて知ったんですが、ここは全良生もとづくりらしく、パック酒に至るまで、そうらしい。
アルコールを添加している本醸造などにおいても…程よくコクがあってバランス良いのはそれも生もと造りだからだと納得。
そして、一徹生もとと並んで「魔斬(まきり)」も初孫の看板商品ですが、まきりというのは酒田で使われてきた小刀の名称らしく、その響きから魔除けの縁起物になっているということは初めて知りました。
そして、先ほどの展示で見て、販売していたら購入したいと思っていた徳利とお猪口も。もちろん購入。
各種評価の高い酒が多いので、どれを買おうか迷うところもありましたが…あと、そこそこ上の規格の吟醸系のお酒もコストパフォーマンスが良い価格です。
その他、この資料館含め新し目で大規模な施設ながら、伝統銘柄とあって、そのあたりのことについて聞いてみると、かつては酒田の市内に酒蔵があったようですが、水質や土壌調査をした上で、市街地からははずれたこの場所に平成の時代に移転してきたということでした。
そして、一徹生もとと並んで「魔斬(まきり)」も初孫の看板商品ですが、まきりというのは酒田で使われてきた小刀の名称らしく、その響きから魔除けの縁起物になっているということは初めて知りました。
そして、先ほどの展示で見て、販売していたら購入したいと思っていた徳利とお猪口も。もちろん購入。
各種評価の高い酒が多いので、どれを買おうか迷うところもありましたが…あと、そこそこ上の規格の吟醸系のお酒もコストパフォーマンスが良い価格です。
その他、この資料館含め新し目で大規模な施設ながら、伝統銘柄とあって、そのあたりのことについて聞いてみると、かつては酒田の市内に酒蔵があったようですが、水質や土壌調査をした上で、市街地からははずれたこの場所に平成の時代に移転してきたということでした。
それにしても、風も非常に強く、この一帯に砂丘があり、防風林のような林も海側からの風を受けて、みんな傾いでいたので、やはり風の強さも感じました。…というか、酒田市内から市営のバスなどで頑張ってきたにして、雨が強く降ったり、常に強い風が吹いていて、とても25分間歩いてはいられないと思い、今回は車で来たことは英断だったかもしれません。
そして、このあたりの食についてもうかがったりし、魚介や酒田は適当に入った店でもラーメンが美味しいらしいことを聞いて、ここを後にします。
日和山公園まではそこまで時間はかかりませんでしたが、物凄い暴風で誰もいない。辺りが風力発電機が沢山見えるあたりも、もともと風が強いんでしょうけど、今まで関東などで見たことのないようなスピードで回っています。
北前船も…流石に帆が降りていました。これは立派な展示なのでもう少し状況の良い時に見に来たかったです。
ここにも芭蕉の像があり、山寺、羽黒山に続いて出会いました。
北前船も…流石に帆が降りていました。これは立派な展示なのでもう少し状況の良い時に見に来たかったです。
ここにも芭蕉の像があり、山寺、羽黒山に続いて出会いました。
時間やタイミングが良ければ、やっぱり現地で酒田ラーメンを食べたり、酒田港のあたりでも海鮮など新鮮なものがいただけたようなのですが、そろそろ引き返して鶴岡で車を停めて、庄内の酒を堪能するナイトライフに向けて動かなければいけない時間になっていました。
鶴岡への帰路は、行きとは違って、余目経由ではなく国道7号で、三川町を経由して戻りました。
ホテルには定型駐車場はなかったんですが、駅前の施設の駐車場が1日の最大料金800円となっているので…こちらに停めることに。
荒天の予報から雹が降ったりなどの注意も出ていたので、屋外の駐車場でなくて済んで良かったように思います。
そして、普段だったら30分ほどの距離の運転はそんなに苦ではないんですが、見知らぬ地でレンタカーということに加え、強風や雨がひたすら降る庄内の運転は結構気を張ったので、無事今日の運転を終えて駐車場に停めた時の安堵感はそれなりに強かったです。
さて、ここからが今日の本番とも言えるんですが、なんとなく最終的にお店なども決めておらず、まだまだ油断のできないところでもあります。
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