どこかにビューーン!で行く美酒県山形庄内地方の旅ep.04「鶴岡で庄内の美酒を楽しむ」

レンタカーで羽黒山→酒田市→鶴岡に戻ってきたわけですが、車の運転があった為に、以下の新幹線含め、ここまでアルコールは飲めませんでした。…というわけで、これからが旅の本番の一つでもある庄内の郷土料理や地酒を楽しむナイトライフのスタートです。 

前回は(どこかにビューーン!で行く美酒県山形庄内地方の旅ep.03「強風の酒田へ、山居倉庫(庄内米歴史資料館)と初孫酒造資料館」 10月 16, 2023

鶴岡駅前の、マリカの一階にはつるおか食文化市場フーデェヴァーという、郷土料理などを扱う飲食店が集まっている施設があるらしいことを、観光ガイドなどで見てきたので、まずはチェック。
場合によっては帰路の電車を待ちながら、最後に地酒を傾けるのもありかな?とか、最低限ここで郷土料理の一つも食べられるのかな…なんて思っていたんですが、なんだか予想以上に閑散としているし、目的の一つにしていた庄内の酒を網羅した日本酒バーは閉店というか、移転の案内が。
これは先にチェックしておいて良かったです、帰りの予定などを切り詰めたりとか、とにかく時間を潰すことはできないなと思ったのです。
事前に調べていたところとして、この夕日家という酒バーが最終的に行き着くべきところだとはこの時点でなんとなく思っていました。

ただ最終的な日本酒バーには食事などは済ませてから伺うのがマストであり、ここは最後に。
なんだか、他にも飲食店と同居している感じで、何も見つからなければこのあたりの飲食店を使うべきか。
それから、駅前のマリカにある観光案内でスタッフの方に、日本酒を楽しめる場所を聞いてみたら、公凛(くりん)というお店が飲み比べなどもできて良いと勧められたので、まずはチェックをしてみる。
鶴と亀を後にして、先ほどチェックしていた公凛に向かう。
ただ、まだ開店までは時間があるようなので、どこか別のお店で少しお酒を引っ掛けるのもありだと思い、マリカから移転した日本酒バーに行くことに。
入ってみると開店時間なのと、プレオープン期間ということで1人でお店を占拠してしまった。日本酒以外にも山形のワインなどの取り扱いもありましたが、少量ずつ飲めるようなので、やはり地酒から。
スタートはフレッシュさが欲しくて、生酒や生詰めなどのフレッシュ系からオーダー。
派手ではないものの、前回の山形でもいただいて真価をみた「ばくれん」から頂いてみる。
大吟醸でありながらしっかりと辛口で飲み口も重たくない。
そして、炊き出しは地場の食材を盛り合わせにしたもの。

次は鶴岡の銘醸地大山地区にある酒造俵雪(たわらゆき)の夏吟醸をいただくことにする。
爽やか目な軽い酒を序盤に飲みたいこともあり、夏のお酒で残っているものなどもいただいていく。
しっかりとGI山形の表示がある。
正直、この地に来るまで俵雪という銘柄をしっていなかったのですが、美味しい庄内酒の銘柄を発見した感じです。あと俵雪って、やっぱり厳しい雪のある地域なんだなとインスピレーション持つような銘柄名ですね。

つづいていただいたのは、鯉川(こいかわ)。例話2年の醸造でびん燗火入れということで、熟成と、香味を保てるような熱処理ということで、味わいのしっかりしたところと、管理の良さで作り上げられた酒だと思わされます。
これもGI山形の表示があります。
正直この地域に来るまで存じ上げない銘柄でしたが、庄内の中でも米の本場余目にあって、所謂古い品種の亀の尾発祥の地ということで、やはり庄内米の中心地で醸される傑酒です。

そして、古くから人気のあった酒田の上喜元(じょうきげん)の季節酒もいただく。
定番の純米酒はヨーグルトのようなまろやかさと甘さと酸っぱさがあるお酒ですが、やはり持ち味としてまろやかな酸などは共通しているが、もう少し垢抜けた印象も受ける。
鶴岡の酒所といえば大山地区でありその名を冠した銘柄「大山」のコースターもディスプレイされている。飲み始めとしてはそれなりにいくつかの銘柄を飲んで、鶴と亀を後にして、先ほどチェックしていた公凛(くりん)に向かう。
夜もたっぷりと暮れてきたような感じがしますが、まだそこまで時間は遅くありません。
カウンターは御常連用に特設な感じのようで、一人でしたがテーブル席に案内されます。出張族っぽいお客さんが多くいて、自分を最後に満卓になったのか、入らないお客さんもいたのでタイミングは良かった。
お品書きを見るとメニューはリーズナブルで、その点では当たりです。郷土料理が網羅されているわけではないものの、よくよく見るとこの地域のものというものもあります。

特にハタハタが気になったので、これはオーダーしました。
時間にして19:00
入店した後、激しい雨や、恐らく雷でしょうか…が、やってきたので前のお店から遠かったわけではないですが、タイミングよく移動したなとホッとしました。…にしても、明日帰りの電車は動くんでしょうか。JR東日本のアプリをチェックする限り、今日の夕方から、酒田以北の羽越本線は運休の案内が出ていますし、明日も強風のため運休の可能性が表示されたまま。
とりあえず、そんなことを気にしていても仕方がないので、目の前の酒と向き合います。ここも、いくつもお酒をいただいていけるような少量で提供していただけるのでありがたいです。
先ほどとは違う銘柄を飲んでいこうと思います。
そして、魚などは味は良いですし、お品書きでもみましたがリーズナブル。あと飲み助にはちょうど良い量で提供されて一人で来てもあれこれとはつまめるのもまた良しです。

というか、ここが近所だったら多分普段通うお店になるなって思うところです。
ハタハタがついに提供されました。
食べたことがなかったので楽しみであり、お酒も一緒にいただきます。
メニューは実は銘柄米だけなので…2杯目からは、ボトルを直に見せてもらいに行って、お酒をオーダーしていきました。
店員の方も快く対応いただきまして、
いくつかお酒は飲みましたが、ラベルも撮影させていただきました。
決して都内などでも手に入る定番酒というラインナップではありませんでしたが、しっかりと、蔵ごとの味わいを感じられるような派手さは根いけどしっかりしたスタンダード系がそろっていた気がします。
大好きであり、この鶴岡の大山地区の名前を冠した大山もいただきました。
そして、6月の山形旅行で初めて存在を知った東北泉も。この庄内にきていると、定番の銘柄の一つであることがわかりますが。
庄内の日本酒が目的で来たという話をしたら、おすすめのお店があるとここの店員の方にお勧めされて、なんとそれが「夕日家」最初にチェックしていたお店で、この公凛のオーナーが開いているお店らしい。
あと、超重要ポイントなんですが、夕日家は厳密な開店時間がなく、酒屋を営んでいるオーナーが直々に開けているバーらしく、「20:00に開店しているかどうかなので、あいていなければ少し待つと開店する」とアドバイスを受けたことです。
さて、早速移動。
これは、先ほどのお店で情報を得ておいて本当に良かったんですが、事実20:00ではまだ開店しておらず、少しばかり待っていたら開店しました。

この建物他にも飲食店があったので、もう少し早い時間に来たならば、そちらで時間を潰しても良かったですが20:00をまわっていたのでシンプルに開店を待ちました。
建物の2階が日本酒バーになっています。
ありがたいことに飲み比べでオーダーしていくことができますので、ここでもそのようなオーダーに。
ひやおろしなどが揃っているので、最初の店は生酒や夏の酒の残っている爽やか系やモダン系、2軒目はオーソドックス、そしてここは秋の季節酒ちゅうしんにいただきます。
お酒もいろいろいただきますが、「庄内の酒を目的に観光に来た」と言った話をしたら、あまり観光で訪れる人は多くないような話を聞いたり、この地方の風の強さなど気候の話なども聞きました。

先ほどの俵雪の秋あがりもいただく。、

再び東北泉も、より酒米などにこだわったスペックの模様。
麓井や羽前白梅などネームバリューより質実剛健な銘柄などもいただく。
さて、ダメ明日生酒を飲んで終わります。しこたま庄内の酒は飲めたんではないかと思うけど…綺麗でそこそこなら味が乗っていて、香りもほどほどにあり、辛口な酒が多く、どれも美味しい。

あと、特に庄内の酒は綺麗でありながらメリハリがあるというか、山形の中でもやっぱりより酒どころのイメージが、できました。

続きは(どこかにビューーン!で行く美酒県山形庄内地方の旅ep.05「2日目加茂水族館へ」 10月 18, 2023

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