昨日はボージョレ・ヌーヴォーの解禁日でした。一応解禁日には毎年必ずいただくことにしているので今年も例年のように解禁日にボージョレ・ヌーヴォーをいただきました。
ただ、解禁日にいただくには事前の準備が必要で…ボージョレ・ヌーヴォーの解禁日は、毎年11月の第三木曜日と曜日で固定されている為、仕事がある場合、帰宅時にはお店が閉まっていて、購入して帰れない事情があります。※ヌーヴォーは解禁日以前に販売することは禁止されていますので、前日などには品売店には基本並びませんし、仮に陳列がスタートしていても、覆いが被せてあったり、販売はしていません。
そこでどうするかというと、解禁日当日着の配送で事前購入しておくのがマストなわけです。
これは、毎年同じ流れになるので9月の楽天スーパーセールの時に、楽天市場で予約購入を済ませていました。この時は楽天スーパーセールの500円オフクーポンが対象になったので、それもお得でしたし、もちろん楽天ポイントもガッツリいただきましたので、配送費を考慮しても店頭より安く買えたのではないでしょうか。
そして、当日は無事にワインが到着。帰宅時にはギリギリチーズショップの開店時間に駆け込めたので、チーズも購入して帰りました。今回はチーズはフラッシュタイプのバリアサヴァラン(アフィネと書いてあるので熟成タイプにはなるんですが、空輸で入ってきたばかりでフレッシュな状態とのことでこれを買いました。熟成してくると少しピリピリした刺激とかが出ますが、ヌーヴォーは新酒でフレッシュフルーティなのでやはりフレッシュなものをあわせました。)
そして、ボージョレ・ヌーヴォーを抜栓してグラスに注ぎましたが、通常の赤ワインと比べても圧倒的にブドウジュースのような真紫色をしています…これぞヌーヴォー!という色味。
味わいは、やはりブドウがガメイ種なので、イチゴのようなチャーミングな香りですが、更にヌーヴォーということで、イチゴキャンディのような軽やかフルーティなフレーヴァー。
ただ、期待外れだった部分も一つあって、近年は毎年同じドミニク・ローランのボージョレ・ヌーヴォーを購入してきましたが、バナナのようなフレーヴァーが今年はほぼしませんでした。
ボージョレ・ヌーヴォーは秋のブドウの収穫から消費者の手に届くまでに時間がない為、味わいや色素を急いで抽出する為に炭酸ガスを利用した、マサラシオン・ガルボニックという手法がメインに使われるんですが、その手法の独自の香りとしてバナナの香りが典型的に出ます…これがヌーヴォーらしいんですが、
本格的なワインファンの人は敬遠する人もいたり、近年の作り手の思考もあるのか、このバナナ香はおさえられたようなものが増えて…
個人的にはヌーヴォーなんだから、バナナのフレーヴァーとイチゴキャンディの香り全開のスタイルを楽しみたいので、比較的その傾向が強かったドミニク・ローランを選んできたんですが、今年はバナナ香は全然感じられませんでした。
来年は…違う銘柄に変えようかな、とか思った次第です。
あと、今日も店頭などでヌーヴォー見つけたら買い足そうかなと思っています。
ちなみに、コンビニやスーパーなどに一番並ぶのはジョルジュ・デュブッフのボージョレ・ヌーヴォーなんですが、一番下のランクのものを買うと、薄くて残念な感じがするので、一つ上のボージョレ・ヌーヴォー・ヴィラージュ以上のものを買うこと推奨です。(ボージョレ地区のなかでも限られた良い村のブドウを使う企画がボージョレ・ヴィラージュ)
ヌーヴォーは薄くて不味いじゃんの原因になっている一つは、一番下のランクのものだと思います。ボージョレ・ヌーヴォーの帝王デュブッフは流石で、ヴィラージュランク以上のものは確実に味わいが良いです。
日本でもバブルの頃から始まったボージョレ・ヌーヴォー文化ですが、近年下火になったりしてますが、やっぱり赤ワインの渋味に馴染みのない人も多い日本では、入り口にはぴったりなワインだと思うんですよね。あと季節を楽しむ感覚のある日本人にも向いていると思います。
ヌーヴォーではないボージョレのワインも比較的安くて(ヌーヴォーは解禁日に間に合わせる為に飛行機で空輸する関係上高い、船便で運ばれるワインはその分安いです)美味しく、和食にも合わせやすいのでこちらもおすすめではあります。
というわけで、何とか解禁日にはヌーヴォーいただけましたが、今夜もその残りと共にいただこうかと思っています。
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