どこかにビューーン!!で大曲行きのチケットを引いた旅ですが、行きは角館で下車し、武家屋敷通りを散策して、第二の目的地同じ大仙市内にある日本酒「秀よし」を醸す鈴木酒造店さんでの酒蔵見学に参加してきました。
最寄りの羽後長野駅までは列車のスケジュールの関係で、見学予約時間の14:00よりも1時間以上前に到着したので、鈴木酒造店から5分ほどの距離にある道の駅なかせんで食事をとりました。道の駅なかせんから酒造付近に戻りましたが、改めて付近の水路などの水の綺麗さが目に留まります。昨年秋の山形庄内は酒田の郊外にある「初孫」醸造元の東北銘醸や、宮城は大崎市の松山地区にある一ノ蔵もそうでしたが、水が良いことを条件に酒蔵を移転していたりしたので、酒造りに良質な水は必須なんだと思い出したところです。
そして、鈴木酒造店の正面。雪をかぶっていて武家屋敷通りよりも風情があるかもしれませんね。
先ほど見た水路から敷地内にも水が引き込まれているようです。
仕込み水が流れるであろう竹筒も入り口にありましたが、恐らく厳冬期で止められているのでしょう。
酒造の入り口を入ると古い番傘のようなものが並べられている。
そして、中庭が非常に美しいです。時間通りに到着したので、受付を済ませて係の方に案内いただきます。
1682元禄2年創業なので、かなり古い酒蔵…しかしそれでも建物は明治中頃のものらしいです。中庭を除いているこのガラスも古いもので真っ平らではなく凹凸が少し見えたり古い屋敷によくあるものでした。
この庭に中心にある1番大きな木が、桂の木らしく、なんとこの木は創業からあるものだそうで、真ん中が割れている所に少し前までは、桜の木が寄生木野ように接木で生えていたそうで少し前までは楽しめたそうです。桜の木は寿命短いですからね。
ここの池は、外の水路から水を引き込んでいて…それは外から見えましたが、かつてはその水を活かして水車で精米していたそうです。
湯気が上がっている窯は、この上に甑(こしき)を乗せて酒米を蒸すもので…実際湯気が上がっているので朝はお米を蒸していたそうです。
見た目の通り巨大なので、甑で2トン迄の酒米を一度に蒸せるようです。
その他、この窯は、酒造用の機器を煮沸消毒したり(これは山形市の男山酒造でも同じ運用をしていたと思います。)、ホースでお酒を通して、火入れの処理も行うそう。ちなみに、この窯を通して火入れ処理をするのは大量に処理する時むけで、他にパストライザーもあるそうです。
タンクには中の容量が記載されていますが、一つとして同じ容量はありません。これは同じようなサイズで作っても、実際に計測をすると誤差が出るようでそのため一つとして同じ容量のものはないようです。
ホーローのタンク。これは富士ホウロウというめーかーのもの。ホーローを更に鉄で加工するもので、先ほどのような誤差が出る仕組みで、なんとらこの蔵には200ものタンクあるそう。
ステンレスのタンクはそれでも1トンあるそう。
ここが麹室…このタイミングで蔵人の方が出てきたので中も見えましたが、一般的な台がある麹室でした。
二日間で麹を仕込むのですが、高い温度でないと活性化しないので高温で処理するそうで、この写真のように昔は上半身裸で暑い麹室の中で作業をしていたようです。今ではシャツを着て作業するとか。
蒸米と仕込み水が仕込み室に運ばれてタンクの発酵は1月かかるそう。そして酒母を保管タンクに保管し…順次酒として絞っていく循環の繰り返しのよう。
酒蔵の中にはオーナーのコレクション品も展示されていて…最初これはなんだろうと思っていたんですが、なんと、書道で墨をするときに使う水差しらしいです。
ちなみに、この鈴木酒造店の銘柄の「秀よし」の由来については、豊臣秀吉とは関係ないらしく、秋田藩の当主が現地の日本酒でコンクールのようなものをしたら、この酒蔵のものが味がよく「秀でて良し」というところから「秀よし」らしいです。
それ以前は初嵐(はつあらし)という銘柄だったそうです。
この刀は半太刀国宗(大坂冬の陣で大仙市の侍が真田幸村と戦ったものとか)…それにしても、これらのコレクション買い集めたものなども含めてすごいコレクションで、わざわざ部屋が作られているだけのことはあります。
テイスティングを行う付近はショップでもあり、この鈴木酒造店で醸された酒が所狭しと並んでいます。
ワイングラスでおいしい日本酒アワードや、全国燗酒コンテストなど、比較的馴染み深い賞なども受賞していますね。
そして、この日本地図に銘柄の絵柄は…日本名門社会のものですね。つまり日本名門社会を通して全国にも卸されているお酒だとわかります。
それにしても、おそらくこの日本地図は古いもので、現在ではないような銘柄米なども見られてちょっとそれが面白いです。新政とかも恐らく今は会員抜けてるでしょうし。
そして、準備いただいたテイスティングアイテムをテイスティングしていきます。好きなだけテイスティングして良いと言われましたのですが、各一杯ずついただくことにしました。先もありますしね。
モダンな純米吟醸の「百田」ひゃくでん…は新しい酒米の名前とのことで、ラベルには掛け合わせられた酒米がデザインとして描かれています。
そして、準備いただいたテイスティングアイテムをテイスティングしていきます。好きなだけテイスティングして良いと言われましたのですが、各一杯ずついただくことにしました。先もありますしね。
モダンな純米吟醸の「百田」ひゃくでん…は新しい酒米の名前とのことで、ラベルには掛け合わせられた酒米がデザインとして描かれています。
純吟なので、綺麗ですが酒らしいというか、秋田らしい甘味の乗った酒。
続いて「一穂積」(いちほづみ)こちらも同様に酒米…先ほどの百田と比べて、圧倒的に吟醸系らしい香りとボディというか重たさが感じられます…
それも、そのはず新潟の酒米も掛け合わせてあり、すっきり、しかし越淡麗などの重たさもある感じでしょうか。
どちらが好きかと言われると個人的には圧倒的に百田ですね。
この中では1番本醸造の濁り酒が、アルコール添加らしい切れ味もありますが、米の旨みもあり、そこまで刺激的でなく食事とも良さそうですし美味しかったと思います。
しかし、テイスティングアイテムももちろん素晴らしかったんですが、やはり現地で飲まれているものがどうしても欲しいと思い、お話を伺った所、上撰本醸造、太閤撰、秀の3つがよく飲まれているとのことで、迷った挙句、秀を購入してみました。
この中では1番本醸造の濁り酒が、アルコール添加らしい切れ味もありますが、米の旨みもあり、そこまで刺激的でなく食事とも良さそうですし美味しかったと思います。
しかし、テイスティングアイテムももちろん素晴らしかったんですが、やはり現地で飲まれているものがどうしても欲しいと思い、お話を伺った所、上撰本醸造、太閤撰、秀の3つがよく飲まれているとのことで、迷った挙句、秀を購入してみました。
この秀よし自体は地元流通が中心で県内消費が7割、残りは名門社会などを通して、季節酒などの企画もの中心に県外流通するそうです。
地元向けの味わいとしては、やはり秋田らしさでは甘味のあるスタイル…味付けの濃い料理に合わせてそのような設計が好まれてきたようです。
今回みた定番酒もいずれもそのようなスタイル。秀は純米酒や本醸造をブレンドしている…ということでこれに期待して購入しました。
さて、1時間弱でしょうかしっかり見学をさせていただきお酒やグッズを購入しました。改めて酒造の入り口を見てみると雪深い地域だということと、まだ杉玉が青く、やはり寒造りで酒が出回り始めた時期なんだなと思わせられます。
ちなみに、説明のあった付近の川から敷地に水を引き込んでいる箇所はここですね。中庭の池に通じています。
そして、14:50頃で、最寄りというか酒造の横にある中仙局前のバス停野バスの時刻は15:20分…何もないところで30分待つのもなあと思い、羽後長野の駅まで戻り、その付近のバス停から大曲行きのバスに乗ることにしました。
さて、1時間弱でしょうかしっかり見学をさせていただきお酒やグッズを購入しました。改めて酒造の入り口を見てみると雪深い地域だということと、まだ杉玉が青く、やはり寒造りで酒が出回り始めた時期なんだなと思わせられます。
ちなみに、説明のあった付近の川から敷地に水を引き込んでいる箇所はここですね。中庭の池に通じています。
そして、14:50頃で、最寄りというか酒造の横にある中仙局前のバス停野バスの時刻は15:20分…何もないところで30分待つのもなあと思い、羽後長野の駅まで戻り、その付近のバス停から大曲行きのバスに乗ることにしました。
それにしても、やはり雪国民家の入り口は二重の扉になっていたり寒い地域らしい。
車の置き場も床に埋まるらしく、雁木のような屋根付きの箇所がちらほらみられたり。
木々も雪で潰れないように木で覆われていたりします。
角館街道を羽後長野駅に向かって歩きます。
ゆっくりでも10分強で到着しました。バス停の看板は足元が埋もれていて、この場所では待てないくらいです。
大曲方面はバス停の看板の向かいで待ってくださいとあるので、その通りに待ちますが…本当にバスが来るのかすごく不安です。
車の置き場も床に埋まるらしく、雁木のような屋根付きの箇所がちらほらみられたり。
木々も雪で潰れないように木で覆われていたりします。
角館街道を羽後長野駅に向かって歩きます。
ゆっくりでも10分強で到着しました。バス停の看板は足元が埋もれていて、この場所では待てないくらいです。
大曲方面はバス停の看板の向かいで待ってくださいとあるので、その通りに待ちますが…本当にバスが来るのかすごく不安です。
しかし、通過予定時刻の1分過ぎた15:21に羽後長野駅前にバスが到着。バスの屋根の上に雪が被っているところも雪深い地域だということをうかがい知れます。
さて、バスに乗り込んで一安心です。
そして、交通系ICは使えませんが、バーコード決済が使えるようで、PayPayに加え、d払いができるらしく、これはありがたい話です。手持ちの現金は旅先で減らしたくないですからね。
途中羽後交通のグッズのポスターが座席の上にあって少し注目してしまいました。貯金箱はコインを投下するごとにオリジナルの音声が5つ鳴る仕様らしく、少し欲しいとすら思ったけど、500円玉に10枚しか入らないことで我に帰りました。ただ、こんなグッズの発送は素晴らしいと思います。
バスからの景色、本当に雪国です。今回訪れたエリアではこの角館〜中仙〜大曲付近が1番雪深い地域で、この後向かう日本海沿岸方面は雪はほとんどなかったです。
さて、羽後交通バスは整理券を引いて乗るスタイルなので降車するときに、整理券を見せて、d払いで金額を入力して運転手に確認いただき支払いを済ませました。
そして、大曲バスターミナルに降り立ちます。
バスターミナルからJR大曲駅までは5分弱…すっかり陽が傾いてきました。
花火の街らしく、そんなモニュメントも。
駅に入りますが秋田に向かう奥羽本線の出発時刻まではまだ30分くらいあるので、時間を潰すことに。
観光案内兼物販コーナーが駅の二階にあるのでそちらに向かう。クレヨンしんちゃんの父のひろしが秋田出身だということは昔聞いたことがあった気がしましたが、はっきりとした認識はありませんでした。
花火の玉を模した入れ物に入ったリキュールなども。
酒は大曲だと六舟(ろくしゅう)と出羽鶴を醸す酒蔵が最寄りなので目立ってディスプレイされています。
まだ時間を持て余したので駅前の酒屋も覗こうかと思いましたが、購入するかもわからない上に、時間も中途半端なので入るのを止まり、駅に引き返しました。
そして、奥羽本線の到着時刻が近づいてきたので改札を通ります。ICカードは新幹線専用で、奥羽本線はSuicaなどの交通系ICで乗ることはできません。
そして、奥羽本線を待ちますが、新庄から秋田に向かう列車は少し遅れているようでなかなかきません。そして、日陰で風はそんなにないですが非常に寒い。
そして、交通系ICは使えませんが、バーコード決済が使えるようで、PayPayに加え、d払いができるらしく、これはありがたい話です。手持ちの現金は旅先で減らしたくないですからね。
途中羽後交通のグッズのポスターが座席の上にあって少し注目してしまいました。貯金箱はコインを投下するごとにオリジナルの音声が5つ鳴る仕様らしく、少し欲しいとすら思ったけど、500円玉に10枚しか入らないことで我に帰りました。ただ、こんなグッズの発送は素晴らしいと思います。
バスからの景色、本当に雪国です。今回訪れたエリアではこの角館〜中仙〜大曲付近が1番雪深い地域で、この後向かう日本海沿岸方面は雪はほとんどなかったです。
さて、羽後交通バスは整理券を引いて乗るスタイルなので降車するときに、整理券を見せて、d払いで金額を入力して運転手に確認いただき支払いを済ませました。
そして、大曲バスターミナルに降り立ちます。
バスターミナルからJR大曲駅までは5分弱…すっかり陽が傾いてきました。
花火の街らしく、そんなモニュメントも。
駅に入りますが秋田に向かう奥羽本線の出発時刻まではまだ30分くらいあるので、時間を潰すことに。
観光案内兼物販コーナーが駅の二階にあるのでそちらに向かう。クレヨンしんちゃんの父のひろしが秋田出身だということは昔聞いたことがあった気がしましたが、はっきりとした認識はありませんでした。
花火の玉を模した入れ物に入ったリキュールなども。
酒は大曲だと六舟(ろくしゅう)と出羽鶴を醸す酒蔵が最寄りなので目立ってディスプレイされています。
まだ時間を持て余したので駅前の酒屋も覗こうかと思いましたが、購入するかもわからない上に、時間も中途半端なので入るのを止まり、駅に引き返しました。
そして、奥羽本線の到着時刻が近づいてきたので改札を通ります。ICカードは新幹線専用で、奥羽本線はSuicaなどの交通系ICで乗ることはできません。
そして、奥羽本線を待ちますが、新庄から秋田に向かう列車は少し遅れているようでなかなかきません。そして、日陰で風はそんなにないですが非常に寒い。
やはり、手袋と、コートのインナーに着るダウンベストは持ってきて正解でした。
やっと列車が到着、ロングシートですが、そこそこに乗客は乗っていました。
夕暮れの秋田の車窓を眺めながら、秋田に向けて段々と雪が見えなくなり、すっかり陽が落ちてきた17:20頃でしょうか。秋田の駅に到着しました。
やっと列車が到着、ロングシートですが、そこそこに乗客は乗っていました。
夕暮れの秋田の車窓を眺めながら、秋田に向けて段々と雪が見えなくなり、すっかり陽が落ちてきた17:20頃でしょうか。秋田の駅に到着しました。
もちろん、角館も大曲も秋田に間違い無いんですが、やはり日本海側に面した秋田県、それも県庁の秋田市に到着したことで「ついに念願の秋田に到着した!」という思いが込み上げてきました。
列車は秋田駅が近づくにつれ学生などが増えて、多くの乗客が降りていきました。
更に乗ってきた新庄発秋田行きの列車は降りた後に行先表示がかわり、弘前行きになっていて、凄く北の方に来た実感も出てきました。
さて、先ずはホテルにチェックインして、街を散策してから、予約を入れていたお店から飲食のスタートです。
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