どこかにビューーン!で行く美酒王国秋田の旅ep.08「秋田駅ナカあきたくらすで最後の日本酒飲み比べ」

 どこかにビューーン!!で引いた大曲行きのチケットで、角館→中仙→大曲を経由して秋田市→男鹿→再び秋田市に戻り、帰りの電車までの時間が残りの持ち時間になります。

男鹿駅は13:54発の男鹿なまはげラインで出発。
男鹿半島の景色を少しみながら…遠くに風力発電の風車が並んだり、遠く八郎潟とみられる場所を目して見ることができました。
そして、14:48分秋田駅に到着。

帰りは大曲からの秋田新幹線に接続する奥羽本線新庄行きに乗る必要があってその発車時刻は16:45分。というわけで、待ち時間は2時間弱。

ちなみに、今回引き当てたどこかにビューーン!!のチケットが上野⇄大曲なのであって、実際には秋田駅17:10発の新幹線に大曲から乗車する感じです。
さて、まずはホテルに戻りスーツケースの預け入れたものをピックアップして、秋田の駅ナカで買い物と最後の日本酒をいただくべくホテルに向かいます。
西武の地下街に稲庭うどんの佐藤養助があったんですがすでに営業時間外でそれは逃しました。
一応秋田西武の酒売り場なども流し見。
駅前にあり観光のお土産向けでもあるのか、秋田の地酒銘柄が所狭しと並んでいます。
ただ、やはりギフト向けの箱入りになっている中価格以上のラインナップの比率も多い模様でした。
そして、もう一件稲庭うどん食べられないかと思っていたお店がありましたが、
こちらも営業時間外で…甘味のコーナーだけは開いていたようですが残念無念です。
さて、ホテルでスーツケースをピックアップ。
駅まで引き返してきました…駅ナカにも佐藤養助があったんですが、やはりそちらもクローズドしていて、駅そばで地元っぽいものを食べることに。
ぎばさのそばとかも美味しそうですが、稲庭「生」うどんというメニューがあったので、そちらを頼むことに。
生なので乾麺ではなさそうですが、喉越しなどは良いけど…多分乾麺の方が本流で、舌触りや腰などはちょっと別物にも思いました。…ぎばさ蕎麦にすればよかったと思いつつも、残り時間がそんなに無いので先に進みます。
今回会えなかった秋田犬はリベンジ必須。
角館からきになっていたサキホコレはお土産で小容量のものを購入。あと、サキホコレで醸された酒もこの後いただくことに。
なまはげは、今回何度かして男鹿に出向いただけあって旅の収穫でしたね。
そして、お土産の購入をそこそこにして、駅ナカのあきたくらすで最後にお酒をいただいていくことに。

本日のおすすめからいただいていきます。
駅ナカだしそこそこに、このカウンターで立ち飲みするコーナーは混雑しているかと思いきや…そうでもなく…ビジネスマンのいる平日の方が夕方は混むのかもしれませんが、今回は日曜の夕方に差し掛かる時間でした。
雪の美人 純米吟醸 愛山 6号酵母
辛口感もあるのは、雪の美人の他のアイテムと共通だが、愛山らしいふくよかな甘さが残る。個人的に愛山を使った酒は吟醸向けのほの甘さがあって好みに刺さらないことも多いんですが、愛山とこの酒蔵の組み合わせは相性良く思える。甘さがあるが引き締まりがある酒だ。

春霞 純米吟醸 緑ラベル
香り穏やかだが、飲み口はピチピチした刺激があるフレッシュタイプ。爽やかに消える酸味があり、辛口に感じる酒だが、後に米の旨みが残る。
美郷町ということで県南の酒ですね。
そして、安定の雪の茅舎純米吟醸。洋梨の香りなどがフルティーに香ります。
由利本荘市は一度訪れてみたいところです。
というわけで、飲み比べを一周。
流石にここいらで新政を飲んでみることに
新政 あまねこ
外観は済んだスリすたるシルバー、

香りは、酒粕感がごく弱くあり、細かい米感、白玉粉感はかなり強い。弱く熟したりんご。

テクスチャはかなりサラサラ、アルコール感も非常に軽く水のようにスルスル入る…いや、水でもミネラル分多いのはもっと引っかかるというくらいには軽い。

酸味が持ち味だが尖った強さではない…が他の要素より酸が強いため目立つ感じだ。

辛口に入るが優しい感じである。乳酸とリンゴ酸の掛け合わせのようにも思うがやはりサラサラ。なるほど、万人に大受けする酒というのはやはりサラサラしている、

それは久保田や上善如水でも同じだが、酸の残り方や作りが違うことを明らかに感じさせる。

魚介やアペリティフともよいが、単体で飲みたいかもしれない。

個人的にはここに米の旨みが乗ったら好きなタイプになると思う。

六舟(ろくしゅう)純米吟醸
香りはフレッシュな酒粕感満点な生酒タイプ。無濾過だが色はやや感じられる黄色みがあるくらいで特別濃くは無い。

他に白桃から黄桃、日本の甘い洋梨、熟し切ったりんご、細かい米感なので白玉粉。

味わいは六舟にしても生酒だが辛口に見える。みずみずしさは良く感じる、米の旨みもあるが引きの良い酒だ。
きのう秋田市内で出会ったご夫妻の方にも六舟の話を出されたので、飲んでみたかった次第でした。
一緒におつまみもいただいて見る。
そして、カウンターに表示があったものの、まったく存在を忘れていたSakeサーバー。千円でコイン3枚ということで試さないわけにはいきません。
太平山 純米吟醸 澄月
サーバーに接続されて時間の経過があるのか、ちょっと老ね香が出始めている。
ゴールデンデリシャス。上新粉弱く酒粕。味は辛口だが磨き高く、吟醸香野印象から甘く勘違いしそう。
福禄寿の純米大吟醸はメモしてないのでコメント失念。
高清水の純米大吟醸とも悩みましたがこれは、外しました。
新政 秋櫻
香りは派手やか、さくらんぼのような柔らかな甘さ。

酸が効いているが、お菓子のような軽快な感じがある。
味わいは辛口で、酸はやや高く、しかしボディがあると言った感じ。ラベルと名前に違わずなテイストの酒でした。
サキホコレの酒もいただきました。
甘いテイストの酒だときいていたので、気になっていたが、あえて最後にいただくことにしていました。米も新し目の食用米だというところもありますが、醸造しているのは出羽鶴の蔵元。

もともと柔らかく少し甘やかなテイストの酒を醸すところなので納得です。
とかなんとか言っていたら結構な時間になり、隣の酒屋で急いでカップ酒を購入してホームに急ぐも…奥羽本線の出発時間を勘違いしていて、乗り遅れる始末。

結局、事情を話し改札を出させてもらい、大曲から乗り込むはずだったこまちの自由席券を追加購入して…みどりの窓口並んでいて、乗り遅れるかどうかになった。。。

1000円くらいの追加でなんとかこまちになることができました。当然大曲から自分が乗るはずの席に座っていたところ、空席で、以降上野まで同じ席で帰ることができました。
それにしても、急いでいたので酒屋ではいくつかカップや小瓶を購入して「由利正宗は無いですよね?」ってスタッフの方に尋ねたら、「カップ酒だけあります」ということで、これは二つ購入。
これは大曲駅のスイッチバックにて、秋田方向のこまちとホームで隣り合わせます。
そして…結局つまみやら食事になるものを手に入れられなかったので、盛岡きら回ってくる車内販売でおつまみやお水を買うことに。。。
今回は居酒屋新幹線の仕込みはNGでした。…実は秋田の駅ビルも事前にのぞいていたんですが、そんなに食品などが豊富でなく、あらかじめ計画して駅弁などを購入するべきでした。
というわけで、上野までにかほや由利本荘など日本海側の県南の酒をいただきながら時間を過ごしたのでした。
そして、あっという間に上野に到着。慌てて乗り込んだこともありましたが、先ほどまで雪深い地域にもいたこと、なんだか奇跡のように思います。

そして、秋田新幹線は盛岡から秋田の区間は早くありませんが、快適さはそれなりにあったように思います。同じミニ新幹線でも山形新幹線はしょっちゅうとまったり、車内も普通の特急感があり、こまちのほうが新幹線感はあったと思います。
さて、こまちもホームから立ち去ったので地上に。
上野の駅の長いエスカレーターを上るのは行きと真反対で旅の終わりを実感します。
それにしても、急遽秋田から新幹線に乗ることになったので、上野で処理すべきことがあり、改札で少し不安になります。


まず奥羽本線の購入済みの乗車券と、
秋田から大曲までの新幹線の特急券、
そして、本来大曲から入場処理をすべきであったSuicaに入っている、大曲から上野までの乗車券と新幹線指定券、入場できてないので不安でした。
事情を話したらあっさり処理をいただき…上野駅は新幹線改札の外に通常な改札があるので、出場券をいただき出場。

無事旅が終わったのでした。…といいつつ、上野で飲んでいる知り合いがいたので一瞬顔を出したんですが、いつもと違ってなまはげを見に行った時に入った伝承館の囲炉裏からたちのぼる煙を浴びていたので、まるでいぶりがっこみたいな炙った香りがしているのに気が付いたのと、知り合いにもそれは確認されました。

とにかく、一泊二日にしては上出来な旅になったんでは無いかと思います。

また、どこかにビューーン!!はもう一回参加できるポイントがすでにあるので、そう遠く無いうちにまた使う気がします。

次は北上を引いて、横手や湯沢の方に行くとか、乗り込んだことのない盛岡に行って岩手の酒事情などを追うか…なんて思っています。








0 件のコメント:

コメントを投稿

¥1000で映画鑑賞ができるイオンカードミニオンズを初めて使いました

だいぶ久しぶりの更新。昨年は疲れ切ってしまいブログの投稿どころではなくなっていました。…そうしたら、新年あけましておめでとうございます。 そんな有様でありながら年末年始も副業をはじめ、元日以外働き通していたので、松の内も最後な7日あたりにやっと落ち着けました。 そして、それでも疲...