LCC高松経由で行く岡山旅行ep.04「宮下酒造地ビールとで唎酒登竜門にチャレンジ」

 岡山市内では到着して食事をとり(LCC高松経由で行く岡山旅行ep.02「岡山駅到着でばら寿司と地酒をいただく」)、その後は後楽園と岡山城に足を延ばしました(LCC高松経由で行く岡山旅行ep.03「岡山市内観光後楽園岡山城観光」)が、ここまでで14:30頃になっていました。

倉敷に宿をとっているので、ここから移動すると岡山市には帰路で通るかどうかということになるので、やり残しは何かないかと考えていました。


実は、この旅行に出る前々日くらいに酒造の見学の申し込みをしていたんですが、返事がなく、この時点で再度電話問い合わせをしてみたら、酒造見学の案内役の方がどうしても都合がつかないことがわかり・・・一つくらい酒造にも行きたいと思っていたので、岡山市内で立ち寄れる酒造をみつけていました。それが宮下酒造。

後楽園から岡山城の間の飲食店などで見かけた地ビールなどもこの宮下酒造の醸造で、酒造見学などは別として、解放された独歩館という施設があって、そちらで試飲やお酒の直売・・・あと飲食店が併設されていて、場所は山陽本線で岡山駅からわずか一駅、西川原・就実駅から徒歩でアクセスできるので・・・ちょっと足を延ばして立ち寄ることにしました。
さて、山陽本線なんですが、これがけっこう乗客が多い。
一駅なので間もなく西川原・就実駅に到着。
何やら反対側のホームは若い男女で列ができている・・・これ、帰るとき混雑に巻き込まれるんだろうか?などと思うが。
山陽本線は本数はまずまず多く、関東近郊の通勤路線くらいには本数があるので、帰路も心配はなし。
昼間でも1時間に4本くらいある。
ICカード乗車券に改札は対応しているので、問題なく改札を通ることができましたが、それにしても、この反対側のホームの混雑ぶりはなにかと思ったら就実大学という学校が目の前にあり、どうやらその学生さんたちで混雑している模様。
高架になっている駅の横の道を進んでいく。
先ほどの駅を背にして。
高架沿いを進んでいく。
本当はそのまままっすぐ進んでいくと、最初の信号で右に折れるだけで宮下酒造につくようだったんですが、googleマップで調べたら、途中のガード下を右に折れて団地を進んでいくルートになっていたのでそれに従って進んでしまいました。
ガードを右に折れて団地の中に。
高架を渡った反対側にでる。
そのまま団地の中を進んでいき最初に左に曲がれる道で左に折れる。
そのまま進むと、正面に独歩館の表記が見えてくる。
というわけで、少しわかりづらいルートを通りましたが、やっぱり3分くらいで到着。
手前に見えるのが来客用に開放されている独歩館で奥がおそらく醸造施設と思われます。
それにしても、天気が良い。さすが晴れの国岡山ということをずっと実感している一日。ひまわりも青空を背景に映えています。
さて、いざ宮下酒造独歩館に!
ロゴにもあるようにビールはメインのコンテンツになっている模様。しかし、入り口付近にしっかりと日本酒の菰樽も置いてあり、一安心。
そして、何やら気になる「唎酒登竜門」のポスターを見ます。
まず、中に入ってみると、すぐ右手が販売店舗になっていて、そちらを見てみます。気になっていた桃やマスカットを使ったビールも販売している。さすが岡山というラインナップで気になる。
日本酒もたくさんの品ぞろえ。
オリジナルの酒器も販売しています。
この箸置きなんかはなかなかないユニークなデザインで、見た瞬間購入しようと思ったんですけど、買い忘れてきました。。。
酒米(さかまい)の精米歩合の違いが判る展示も。
人気の雄町米(おまちまい)もあります。
極聖(きわみひじり)というのがこちらの日本酒銘柄のようで、濁り酒などの酒もある。
超辛口や純米酒などは普及品でしょうか。
雄町の文字も並んでいます。
そして、こちらはウイスキーも醸造しているらしく、岡山を冠した銘柄も。
作ってはいないけど、なぜかワインも取り扱いがあります。おそらくエノテカのワインを並べていますね。ケンダルジャクソンなんかは、安い値段で出ています。
独歩というのは地ビールの銘柄のようです。
まあ、しかし最初にみかけた「唎酒登竜門」が気になりすぎて・・・あと、これは何種類か唎酒ができるようなので、こちらの日本酒銘柄の味わいを知るにももってこいなのでは・・・と思って店員の方にうかがいます。
予約があれば対応できるようですが、飛び込みでも対応可能かご確認いただき、大丈夫とのことで、飲食店のブースに案内されます。飲食店は入口を入って販売店とは反対側の左側になります。

ビールサーバーがカウンターにならんでいて、ビールもおいしそうです。
窓際の席からはポットスチルでしょうか、おそらくウイスキーを蒸留する施設ですね。
さて、この唎酒登竜門、5種類の銘柄を二回唎酒。二回目は一回目と同様の5種類が順番を変えて出てくるので、それを利き酒して、一回目のものとマッチングさせる内容です。すべてマッチングさせることができると認定証がもらえ、このレストランで日本酒が一杯サービスで飲める権利にもなるのと、更に上級の唎酒にもチャレンジする権限になります。
さて、早速挑戦することに・・・用紙がテーブルに配下されるとなんだか緊張してきます。
これはメモもできる解答用紙です。
最初はABCDEという記号が振られた5種類の酒が登場。
まず、こちらを5分間で利き酒します。5分ということは1銘柄1分・・・けっこうなスピードでやらないと駄目なことは、これまで日本ソムリエ協会のワインエキスパートや、sakediplomaのテイスティング試験を受験した実からしてもわかります。

とにかく、必死にテイスティングして、A~Eのそれぞれの特徴をメモします。
さて、やっぱり5分間はあっという間に終わりました、次に同じ2回目の唎酒ですが、同じ5種類が順番を変えて、こんどは1~5の数字が振られて出題されます。・・・つまり、最初のA~Eの酒と、2回目の1~5の酒をマッチングさせるわけです。

テーブルの端にはキッチンタイマーがおかれていて、不正もできませんし、緊張感が再び走ります。

なんとなく、手ごたえを感じつつ、4分くらいで自分なりの答えを出しました。
終了したら、解答用紙が回収され、1回目に利き酒したものも再び登場。ゆっくり味わうことができますが、この間に採点がされています。
うーん、どうだろう。少なくとも3つくらいは間違いなくこれだという感覚でマッチングさせることができたと思ったんですけど。
特徴として、酸味が強いもの、うま味が強いもの、コクの有無など特徴があり、2つくらいは香りもそこまで強いタイプではなく、少し迷いました。
今回出題された酒のラインナップ。
A雄町純米・・・精米歩合70%
B純米一番雫・・・朝日米(食用にもされる飯米)
C晴れの国おかやま純米酒・・・アケボノ(これも食用にもされう飯米、東京の人気銘柄澤乃井でも使われていた記憶)
D特別純米高島雄町・・・高島雄町使用で精米歩合60%
E本醸造 上撰(アルコール添加されたもの、所謂アル添)
正解は
Aー2雄町純米
Bー5純米一番雫
Cー4晴れの国おかやま純米酒
Dー1特別純米高島雄町
Eー3本醸造 上撰
これに対して僕の回答は、(メモとともに)
Aー1米の香り、うま味がとにかく強い辛口だけどコメのうま味
Bー5サラサラしているが酸が少しとがっている、辛い、大辛口の酒
Cー4熟成感、米感、餅感がある絶対純米
Dー2香りはフラット(穏やか)味わいは甘い
Eー3香りはフラット、辛口
1特別純米高島雄町と2雄町純米を間違えていました。ようは岡山にして、そのルーツの雄町米の酒を間違えたわけです・・・いやー難しかった。


解答用紙でも絶対的に自信のあった3,4,5から決めていたけど、最後甘味の感覚の判別などでしくじりました。少し自信あったんだけど、はずすとけっこうダメージくらいます。それが唎酒やテイスティングの世界。
とにかく、ちょっと日本酒の唎酒で疲れたので(集中したテイスティングとか唎酒は本当に疲れます。味覚も精神も、特にワインよりも香りの要素が弱めな日本酒などは疲れます。)暑い盛りで、館内でも何度も目にしていたビールでリセットしたくなります。
ピルスナーの無濾過はここのサーバーから継がれるもので一番人気ということで、まずこれをオーダー。日本でも一番一般的なピルスナータイプですが、無濾過なので、少し豊かな香りが広がります・・・癒される。
日本酒のメニューも覗きますが、これだけ銘柄がたくさんのめたり、飲み比べのメニューも。
ここで、食事をとってというのもよかったかもしれませんね。
そして、やっぱり気になっていたパスカットピルスもいただくことに。
こちらはボトルから注ぐスタイル。
マスカットの果汁を使っているようで、どことなく色味もグリーンみがかっている。
原材料表記にもしっかりマスカット果汁とあります。マスカットの風味とやや甘い仕上がりになっていました。
さて、唎酒登竜門・・・SNSでつぶやいてそれを店員の方に見せると、550円割引になるというので、twitterでつぶやいて、それを見せて本当に割引になりました。
本当は、ウイスキーもテイスティングしたりしてみたかったり、もっといろいろ伺ったりしてもと思ったんですが、唎酒をしたり、ビールをのんでいたら少し時間を使いましたので、このくらいにして、岡山に引き返します。
時間があればまた、見学などにもきたいですね。
さて、西川原・就実駅に戻ります。無人駅でも自動改札でICカード乗車券対応なので、心配なくモバイルsuica乗車券で入場します。
さて、帰路の時間も学生であふれていました。時間にして16:20頃。
まさに真横に大学があるので・・・これはみんな学生さん使って通いますよね。ほどなく乗り込んだ電車も満員でしたし・・・岡山の学生さんたちはおおらかで時間に余裕があるのか、乗らずに次の電車を待つ人たちも多く・・・最後次の電車に乗るであろう人たちを抜けて電車に乗り込みました。東京ではこんな感じのことはないでしょう。
岡山までは一駅なのですぐですし、コインロッカーに荷物を預けていたこともありましたが、倉敷に移動して夕食までは時間もありそうだったし、桃を使ったスイーツ などを食べてみたくなりました。

本当は、この岡山白桃フェアに掲載されているような白桃を使ったパフェなどを食べたかったのですが、
エキナカにあるパフェのお店に行ったら、ご当地のフルーツを使ったパフェはマスカットミルクティーティラミスパフェだけで・・・マスカットはいいんですが、今の状況でティラミスは少し重たかったので、
現地のケーキ店から仕入れているらしい、桃のケーキを食べてやり過ごすことに。
この時すでに16:50分。
アイスティーとともに桃のケーキを食べます。
外側は牛皮で中に桃のクリームなどがはいっていて、これはこれで楽しめました。
さて、お店をあとにして、
本当あここでままかりの酢漬けを帰りに買いたいと思いつつ、倉敷に向かうことに。
駅ビルから新幹線と在来線どちらにも進める入り口があり、そちらから駅構内にすすみました。
途中うどんもすごく気になったのですが・・・いまそんな状況ではないのでここはスルー。
再び山陽本線でこんどは反対側の倉敷を目指します。
それにしても、このあたりの電車は平日昼間にもかかわらず、そこそこに混雑しています。
20分くらいでしょうか、倉敷に到着。
この季節なので、まだまだ夕方の時刻でも明るいです。
駅前にご当地の百貨店天満屋を発券。岡山では駅からはなれた市街地はめぐっていないので、たちよるのを諦めましたが、時間があれば帰りにここでお土産を買ったりできないかなと考えていました。
駅前のビルには、ご当地の食事も楽しめそうな居酒屋や観光案内などもある模様。
それから、駅前に酒の銘柄の看板が・・・こういった場合、ご当地で浸透している銘柄の可能性もあるので、後でチェックしたいと思うところです。
観光案内所にも立ち寄り、地図を手に入れたのと、倉敷の美観地区への行き方・・・それから美観地区の中に位置するアイビースクエアに宿をとっていたので、そこまでのアクセスを聞いて出発します。

googleマップなんかだと15分から20分くらいかかるような表示でしたが、案内所の人に聞いたら10分もかかりませんよ、という感じだったので、さっそく歩いて向かうことにします。

さて、続きはまた次の記事で。いよいよ旅のクライマックスの一つ備中の酒を楽しむ時間になります。


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