鼻中隔湾曲症の手術を受ける覚悟をしたとともに、やはり今年の年始くらいから、本格的に舌下免疫療法で、スギ花粉の治療を試みたいと強く思っていました。
しかし、何よりも鼻中隔湾曲症の手術を受けることが今年最大のミッションで…もちろん手術を受けたりすると、その間は中断するでしょうし、スギ花粉のピーク期にも開始することができない治療法のため、やはり手術入院が終わり、落ち着いてからスタートするのが最短コースでした。
そして、術後の診察で執刀医からも「舌下免疫療法は始めて問題ない」と、言われましたので(鼻中隔湾曲症ep.21「術後17日目、プレートの除去でほぼ通常生活に」 9月 07, 2023)…舌下免疫療法もホームページなどで打ち出している、もともと大学病院を紹介いただいた耳鼻咽喉科の医院で相談することに。
今回少し特殊な事情があって、それはもともと町の耳鼻咽喉科から、鼻中隔湾曲症の手術を受ける慈恵医大病院を紹介されて手術を受けたので、今度は手術の治療内容を記された書類を、もともと紹介いただいた町の耳鼻咽喉科の先生宛に出してもらっていたことがあります。
手術入院の時にも説明がありましたが、大学病院と町のかかりつけの病院で連携して患者をケアしていこうという方針のもとにこの様な仕組みになっている様です。
そして、舌下免疫療法を開始したいと思い、医院に向かうわけですが、ネット予約とキャッシュレス決済に対応している医院なので前日にネット予約をして伺うことに。
この時点で不安だったことは、Twitterなどで見る限り、今年のスギ花粉の飛散が多く、症状が重たく出た人が多いために、この舌下免疫療法を開始する人が増えて、舌下免疫療法を開始するための薬のキットが大幅に不足しているらしいことでした。
開始1週間に服用するキットが足りていなくて、その後の継続して服用する薬は在庫があるらしいのですが、舌下免疫療法に対応している医院でも、薬の在庫が足りないために治療の開始を受け付けられなかったりとあるようです。
そんな、不安がありながら医院に向かいました。
今回向かう医院では、ホームページ上にも、アレルギー治療については、薬治療だけでなく免疫療法(舌下投与、皮下注射)この他日帰り手術(粘膜を焼く治療)なども案内されていて、舌下免疫療法についても紹介しているページがあるんですが。
舌下免疫療法を受ける場合の流れは、
①初回健診・・・問診や血液検査
②1週間後受診・・・検査結果からスギ花粉アレルギーと確認された場合、院内でくすりを舌下投与。30分院内で待機して副作用の有無を確認。問題がなければ一週間分薬を処方され、毎日自宅で舌下投与。
③1週間後受診・・・自宅の投与で問題がなければ、薬の濃度を上げる。この際にも念のため院内で30分待機。問題がなければ、今度は10日分の処方。
④以降問題がなければ、1か月分の投与となって、月に一度定期受診になる。
という4つのステップが説明してある。
ひとまず、医院に向かって受付で事務の方に診察券と保険証、そして大学病院からの治療内容が入った封筒を渡し、いざ診療に。
先生は、まず大学病院から渡された治療内容に目を通していらっしゃり、こちらからも「ご紹介いただいた大学病院での手術治療が済んだので、舌下免疫療法を始めたいと考えています。」と伝える。
先生からは、「いつもどのくらいのシーズンで症状がでますか?」と聞かれ、
「早いと1月から梅雨の時期まで、秋口も少し症状が出るかもしれません。」と話したところ、
「アレルギー検査の結果だと、スギ以外にもヒノキ、ハンノキやカモガヤなどの反応があるようで、この治療については基本的にスギ花粉に適用したもので、ヒノキなんかに対しても効果はそこまで見られないですけどいいですか?」という説明を受ける。
それは問題のない旨を話し、たところ、更に、
「この治療は1年以上続ける必要があって、何年も毎日継続するような内容だけど、それも大丈夫ですか?」と聞かれたので、
なんか・・・鼻中隔湾曲症の手術の紹介を受ける時と同じような流れな気もしますが、「覚悟はできています」と答えました。
その時点で先生は、舌下免疫療法を始める薬を手にしていらっしゃり、シダキュアのパッケージがみえました。
「この薬を下の裏で1分とかしてもらって、そこから院内で30分待機してもらって、副作用がないか確認して問題がなければ、治療をはじめます。重度の副作用が発生する可能性もあるので、院内で様子を見ます。アレルギーの重症な症状が出た場合は、救急対応になる場合などもあります。」
という、注意事項を説明され、薬というかタブレットのようになっているシダキュアを舌の裏で溶かす。正直すっごく早くとけていくもので、1分のタイマーでそのまま待ちましたが、その後飲み込むような形跡はのこってませんでした。
1分その場で待ったら、「何もないですか?」と確認をされ、そのまま30分院内で待機することに。
待ち時間には、シダキュアでの舌下免疫療法についての冊子を渡されたので、そちらにも目を通して時間を待ちます。30分の間には特に何も起こらずに、少々ほっとして再び診察室に呼ばれて診察。先生から変わりがないかを確認され、更に舌の裏の状態も確認される。
問題がないようなので、一週間分のシダキュアを処方され、「一週間後に受診をしてください」と指示を受ける。
薬は院内処方された。シダキュア2000というのがこのスギ花粉の舌下免疫療法を始める時の容量。
また、もし自宅で舌下投与をして重篤な症状が出た場合の応急処置として、抗ヒスタミン成分などのある薬も処方される。これは緊急用の場合のもののよう。
というわけで、通常であればアレルギー検査からスタートというところだったと思うんですが、今回は大学病院での治療の内容を詳細に記された内容を先生に渡してあったこともあり、アレルギー検査の結果もそこに詳細が記されてあったため、初回の院内での舌下投与からのスタートとなりました。
まずは、一週間・・・なんか、逆に服用して症状などが少し怖くはありますが、舌下免疫療法が問題なく進められることを祈ってのスタートとなりました。
ちなみに、シダキュアが院内で処方されましたが、それと同時に舌下免疫療法についてのカードも渡されました。治療を受けている旨の表記のあるカードで、緊急時の先生の連絡先も記入されています。何かあった時に対処できるようなカードなんでしょうけど・・・この内容をみてもまだ安定して飲み続けられるとわかるまでにちょっと緊張感を持つことにはなります。
参考までに今回の診療費ですが、医院のホームページで初回は検査も含めて6000円ほどかかる旨の記載がありましたが、検査がなかったためか、保険適用で初診料や投薬などで2040円の負担となりました。
次回2回目の受診についてはこちら→(スギ花粉・舌下免疫療法ep.02「2回目受診薬の濃度を上げて8日目からの舌下投与開始」 9月 22, 2023)
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