鼻中隔湾曲症ep.26「術後203日目、花粉症シーズン到来での手術の効果」

 鼻中隔湾曲症の手術入院(慈恵医大病院本院にて昨年2023年8月後半に施術)については、前回のep.25(鼻中隔湾曲症ep.25「術後59日目、再診で通院完了」)にて、術後の最後の受診で記録は終わり…としていましたが、

※ちなみに鼻中隔湾曲症のテーマで書いている記事テーマ一覧は「 鼻中隔湾曲症 」参照

先日、花粉症の治療として勧めている舌下免疫療法の処方箋を受けたときに、薬剤師の方から「手術を受けたことについて、またその効果はどうだったか?」たずねられて、「確かに経過も気にはなるよな」と思い、術後の、それも特に花粉症によって鼻の症状に苦しむ今の状況など記録できればと思いまして、今回この記事を書きました。

昨年2023年の8月に入院して手術をしました。(鼻中隔湾曲症ep.08「慈恵医大病院入院…手術日前半手術まで」)鼻の両穴を仕切る部分の鼻中隔という骨や軟骨が曲がっているので、それを削って矯正するような手術で、


術後はしばらく鼻に詰め物があったり、鼻の中の組織が安定化しなかったりとあって、2ヶ月近く経って、何もない正常な生活を送れるようになったかと思います。(鼻中隔湾曲症ep.25「術後59日目、再診で通院完了」


■鼻の通気は体感としては予想を下回るが、鼻の奥の通気は明らかに良い

もちろん鼻の通りは良くなっているんですが、思ったほど豪快に空気の流れを鼻の穴に感じるわけではなく…しかし、今まで眠っていると、口を閉じられなかったのが、口を閉じながら眠っていることが多くなったように思います。寝起きの瞬間とかに口が閉じられていますが、鼻の奥の方に通気をしっかりと感じ、この感覚は以前なかったと思います。


■朝頻繁に出ていた鼻の出血がなくなった

また、今まで朝起きて鼻を噛むと狭くなっている方の鼻の穴から鼻血の固まったようなものが高頻度で出てきていましたが、それは無くなりました


■鼻の通気がなくなったり、粘膜がくっつく感覚がなくなる

あとは花粉症の時期やその他の理由で少しでも粘膜が腫れたり、鼻水などが出ると、シーズン問わず狭い方の右の鼻の穴の通気がなくなり、酷いと粘膜同士がくっついている感じが不快で、鼻の外側から該当部分を引っ張って一時的に通気を通したりする癖がありましたが・・・あれは年中不快な状況でした。

尋常な迄の通気感というのは表面上ないんですが、今は狭かった右側の鼻の穴も常に通気はありますし、粘膜同士がくっつくような事態は完全になくなりました。実際の鼻の奥の方の通気が良く、睡眠時の呼吸が改善されていることに続いてこれは2番目に大きなメリットに思います。

あとは、家族から指摘されて気が付いたんですが、「手術後鼻をかまなくなったよね」といわれ、実際そのように思います。多分狭くなっていた右側の鼻の穴の通気がなくなったときとかに鼻を通気したくて、反対側の左側の鼻の穴をふさいで、強めに右側の鼻の穴から無理やり空気を通したりしていたので、それのことかと思います。


■左右の通気が均一になったかというとそうではない

というわけで、手術を行ってみて、鼻の通気がものすごく良くなった実感が常にあるかというとそうではなくて・・・「ただ、もともと広かった側の左の鼻の穴は少し尋常なくらいに通気を感じます」左側の鼻の穴は肥大した粘膜下下甲介骨切除術を行って、肥大したヒダの部分を切除したので通りが良くなったのだと思います。

鼻の穴を表面から鏡などで除くと、入り口から近い見える部分は実際今も、圧倒的に左側の方が大きいんですが、それでも狭い側の右側も少し広がったことは確認できます。あとは先ほどもふれましたが奥の方の通気はどちらもかなり改善したように思います。


■デメリットではないけど、ちょっと想像と違ったところは通気が良くなって強く感じる感覚や状況などもあること

通気が良くなった分、花粉もよく入るのか、最近は鼻全体の粘膜が腫れる感覚が少しあります。また通気が良いのか鼻水が乾燥して固まりやすいのでしょうか、寝起きとかに鼻水が出ることはありませんが、鼻をかんだりすると少し塊で出てくることが多いです。その分鼻水がのどに流れ落ちる後鼻漏みたいな感覚はなくなったようにも思いますが。


と、いうわけで鼻の状態というかコンディションは、花粉症のシーズンにおいても圧倒的に良好にはなったと思います。ただ、それと花粉症自体の症状というのは別問題で、鼻の粘膜が腫れる感覚とかはありますので・・・そこは舌下免疫療法で時間をかけて改善が図れれば良いと思っています。

あと、睡眠の質などが改善されることが多く、それは脳に空気が行き届き、睡眠時によく脳が冷やされるためということのようですが、実感こそ大きく感じなくとも、鼻の奥の通気は明らかによく、鼻の奥が湿って暑かったのが常だったのが、空気が通ると少しだけひんやりする感じなどがあります

■明らかにデメリットはほぼなくメリットが大きい

というわけで、鼻の不快感、通気の2面ではこの花粉症シーズンを迎えても常に快適に思うくらいには改善しました。今までよりも特に右の鼻の奥は通気が良くなった分、粘膜がくっつくとか、通気がなくなるみたいなことはないですが、鼻の奥の方の粘膜の腫れというかかゆい一歩手前みたいな感覚も現れたので、もし酷ければ点鼻薬なども使って花粉症の症状のコントロールを行いたいと思います。そもそも、右の鼻の穴が狭すぎる手術前では、点鼻薬のスプレーも手前の鼻の穴の入り口までにしか届かず意味がなかったも同然でしたから。


■確定申告で医療費控除の申請が必要に

そして、「これで久しぶりの鼻中隔湾曲症についての記録は終わりかと思いました」が・・・そうです確定申告の時期、保険適用と高額医療費制度の適用によって、支払金額は抑えられていますが、その他の歯科治療の通院や眼科治療などの定期通院などと合わせると、年間の医療費はけっこうまとまった額になり(当然その多くはいくら金額が抑えられたとはいっても鼻中隔湾曲症の手術入院にかかるものが大半を占めています)医療費控除がうけられるようなので、申告が必要になりました。その記録なども公開できればと思っています。

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