鼻中隔湾曲症ep.06「麻酔科医、執刀医、再び看護師との面談」

 この前の記事でも書いたように(鼻中隔湾曲症ep.05「初診から半年検体検査X線撮影心電図と看護面談」 8月 02, 20237月の末にようやく1月の初診と検査、4月の再診につづいての慈恵医大病院の受診になりましたが、X線検査、血液検査、尿検査に加えて薬剤師や看護師との面談と、入院の手続きでした。


8月に入りすぐにまた慈恵医大病院での受診の予定が、4月の段階で組まれていたので、再び足を運びました。今回は、麻酔部外来、耳鼻咽喉・頭頸部外科、看護面談3と予約票にあります。

そうです、今回の手術は全身麻酔での手術になる予定なので、当然麻酔科医の先生にもお世話になるわけです。
前回同様、都営三田線の御成門駅A5出口から慈恵医大病院に向かいます。
正面口ではなく、新橋口から入ります。入り口専用だとばかり思っていましたが、入り口の横に出口があることに後ほど気が付き、帰りもこの付近から出ることができることを知ります。(ただし、別の棟経由の通路を通る必要がありますが・・・それは最後に書きます。)
病院施設なので、いくら新型コロナウイルスの分類が変更されたり、規制が緩和されようとも、検温や消毒は必須です。検温機で検温して問題のない体温ならここのピンクの紙を持って日ほど出力する受診票と同じファイルにいれて、必要な診療項目の受付に提出していきます。

ピンクの紙が提出したファイルに入っていないと、最初の受付で「検温はされましたか?」と質問され、していなければ、その場で検温、していれば体温を伝えて、けっきょくこのピンクの紙をファイルにいれてもらうことになります。
さて、再受診はいつもの自動受付機にて。
今回は診察券でスキャンしてみました(予約票のバーコードでも可能でいつもそちらでスキャンしていた。)
問題なく画面が進み「再来の受付」を選択。
予約されている診療項目が表示されるので内容を確認して「受付する」で進みます。
そして、受診票が出力されます。
出力された受付票。
横にあるファイルにいつものように挟んでいきます。
入り口の検温の個所で手に取ったピンクの注意事項の記載された紙も一緒に挟んで各受付に進みます。
今回は、まず「麻酔部外来」の予約のため、そちらに。
場所は前回の看護面談などでも訪れた1Jサポートエリア。入院がらみの手続きはたいていをここで進めていく感じです。
1Jエリアに入ると、銀行の窓口のようなカウンターがあって、そこに呼ばれたり、横の個室に呼ばれたりしてきましたが、麻酔部の診察は、更に奥にあるスペースで行われるらしく、奥に通される。
まず、待合室に通されます。ちなみに、予約時間は15:00でしたが、10分くらい前に入ったので事務員の方にすぐにここに通されました。
いつ呼び出されるのかと思いながら待ちます。
と思っていたら、事務員の方が戻ってきて、おもむろにタブレットを渡されます。
「待っている間、麻酔の説明についての動画をみてください」と何の余地もなく再生がはじまり、音声がでている状態でタブレットを渡されます。

完全に一人で待っていれば気にしませんでしたが、その後同じ待合室にもう一人通されてきたので、「小さい音量だけど、イヤフォンとかではなく、スピーカーで音が出ていて平気かな?」なんて思います。

あとから待合室に入ってきた人は、先に麻酔科の受診で呼び出されて出ていきました。
それにしても、全身麻酔って、なんとなくのイメージしかなかったんですが、動画で全体の流れなどを改めてみることで「こんな流れなんだ」って具体的なことを知りました。なんとなく、手術も担架で勝手に運ばれるイメージでしたが・・・確かに健全に歩けるなら手術室までは歩いていくのは普通な気がしてきました。
カテーテルは・・・ゴムなんでしょうかね。前回薬剤師との面談でのアレルギーの有無を聞かれて、ゴムのアレルギーがないかを確認されたときに、麻酔をするときの器具がゴムだというような話を聞きました。
麻酔の方法についてもいくつかあって、そのリスクの説明など。
具体的な項目ごとに動画はどんどん進んでいく。
っていうか、よくわかっていませんでしたが、全身麻酔って自発呼吸がとまるもので、それで管をいれて空気を入れるんですね。
自分ではみることのないであろう画面。
それから、術後は回復室というところに運ばれるらしいです。そこで目を覚ますらしい。
あとで麻酔科医とお話しするときになんとなく、動画の内容確認されるので、ここよく覚えておきましょうポイントですね。
回復室を経由して、病床にもどされるようですが、そんな部屋があるなんて全く知りませんでした。
術後の診察というのも、手術の執刀医ではなく麻酔科の方によっても管理されているということを知る。
手術後の痛みについては、前回の看護師面談のときにも言われたんですが、申告の必要性などについて説明されます。
なんていうか5分くらいの動画でしたが、初めて見聞きする内容ばかりであっという間だった。もう一回みてもいいかなくらい。
この動画が終わると、他にも動画のメニューがあって・・・まだ待ち時間ありそうだし、他の動画みちゃおうかなって考えてましたが、勝手に違う動画見てるのみられると気まずいなと思って我慢しました。

でも、口頭で説明されるよりも具体的でわかりやすい部分があったので、今回の入院で実際かかわる項目もあって、見てみたかったです。
動画をみ終わって数分したら、事務員の方に呼ばれて、麻酔科医の方のいる診察室に入ります。
ここでも、アレルギーや薬についての確認、これまでの検査項目などで申告した内容について確認を受けます。

それから、動画を見させられたこともありますが、麻酔がどんなものか簡単に確認されます。手順などを聞いたうえで、手術室で点滴から麻酔を入れるとすぐに意識はなくなり、気が付いたら手術が終わっていることを聞きます。

また、術後気分が悪くなることなどがあることを説明されます。前回も「車酔いの有無」についても効かれて、特に詳しく聞かなかったんですが、このあたりも個人差があって、車酔いする人だと全身麻酔が覚めた後気分が悪くなったりするリスクが高まったりするようです。(あとあと思い出したけど、Youtubeでみた手術体験者の話の中では、術後気持ち悪くて吐いた人もいたな・・・とか思い出しました。)

また、痛みについてはここでも我慢をしないように念をおされます。以前と違って痛みは痛み止めなどで積極的に軽減していった方が回復も早いというのが現代の医療の考え方のようです。

ここで、謎だったというか、前回薬剤師の方から聞いたのは痛み止めは所謂「カロナール」とか「ロキソニン」みたいな鎮痛剤だときいていたので、「術後に痛みが有ってお願いした場合、そういったものを服用するんですか?」ときいてみたところ、「術後半日は飲み込むことができる状況ではないので、点滴から痛み止めを入れていきます。」という説明をされます。

・・・そりゃそうですよね、全身麻酔が覚めた後、薬をすぐに服用できるとは思えませんし。

また、カテーテルはどのくらいつけ続けるのかが凄く不安だったのできいてみたところ、手術の翌日にははずれるだろうということでした。

そして、麻酔の同意書に署名をしました。(控えももらえます。)それにしても、麻酔科医の方って手術の執刀をする専門の科の先生以上に、手術中はもちろんずっと、全身麻酔の手術をした後も含めて患者のケアにまわったりと、想像以上にたくさんお世話になるんだと思いました。
そして、次は耳鼻咽喉・頭頸部外科での受診なので3階に向かいます。受付に書類を提出して、「しばらくお待ちください。」と言われたので、すごく時間がかかるのかと思って待っていました。
しかし、しばらくすると自分の受診番号が電子掲示板に表示されたとおもったら、スピーカーで名前を呼ばれて診察室に入るようにアナウンスが入ったので、診察室に。
「その後かわりがないか」などを確認され、こちらから質問がなければ、けっこう淡々と診療はおわりそうだった。一応、一番気にしているところとして、術後の回復や手術に際してできなくなることなどを確認しましたが、そんなに積極的にあれができない、これができないとは言われず。

一応仕事内容などを話して「一週間くらいは術後休むようにしているんですが」という話をしたら、「出勤は問題ないけど、力仕事はできない」ことを言われました。

あとは簡単に手術の流れを説明される、ネットでさんざん調べていましたが、鼻の前の方から小さく切開して、粘膜と軟骨を剥離して、不要な湾曲した箇所の軟骨を取り除くこと、狭くなっている側とは反対側の組織が肥大化してそれも通気する障害になっているので切除する(下鼻甲介切除)ことを聞きました。やっぱり湾曲して狭くなっている側以外も、通気の障害はでているんだと実感。

そして、簡単に鼻の中を触診されて「そんなに酷いまがりではないけど」とは言われました。(※術後にはけっこう曲がっていたと改めて言われました。)

一応軟骨を取り除くので、鼻の高さがなくなる「あんび」のリスクがあることなどを聞きましたが・・・このあたりは今まで調べた中でも、そうめったに起こることではないことを聞いているので、あとまれに鼻の中に穴が開いて空気が通る音がするとかそういう調べてみたことのあるリスクを一応説明されました。

あとは、気になっていたこととして、通常の活動がいつできるようになるか?回復状況や術後の進行について知りたかったので、「鼻の中にプレートをつめると思うんですが、術後にそれを抜く日程は決まっていますか?」とこちらから聞きました。8月中に行われるのか、それとも、9月になるのかはわかりませんが、仕事のスケジュールの調整も必要になるのできいたところ、

「毎週この診療科の診療は木曜なので」といわれ、9月7日と具体的に日程をしめされ「もう予約しちゃいますか?」と聞かれたので・・・木曜日はお休み取りやすい曜日なのでその場で決めてきました。

しかし・・・手術体験記などをいくつも見ている限り、だいたい手術から10日か11日くらいで鼻につめているプレートを摘出するような流れで聞いていましたが、それだと9月に入るなりプレートがとれると思っていたので・・・ちょっと残念ではありました。「9月3日に人に会う用事が有ったりもしたので、その前にとれないかな?」というなんとなく淡い期待をもっていたのです。

ただ、先生とお話ししている限りでは、必要以上に生活には影響がでないような雰囲気でしたので、そういう解釈にしたのと、あとは・・・やっぱり術後の回復が半日でも数時間でも早い方が良いので、手術日の手術時間について聞いてみました。

「急患が入ったりするので全く確定ではないですが、今のところお昼過ぎです」ということを聞いて、けっこう早い時間に予定が組まれていて・・・この通りに行けばありがたいところです。

14時過ぎだとか、夕方っていう体験記もたくさん聞きましたが、当然手術が遅れた分後ろの予定も・・・特に傷の回復なっど1日目2日目ってけっこうスピードに差が出るようにも見えたので・・・何時に手術を受けようが、退院する予定のタイミングもかわりませんし・・・やっぱり早く手術を受けて回復も少しでも早めたいです。あとは、手術前の絶飲食時間が長くなるのも単純につらいと思います。


控えももらいますが、手術説明同意書鼻中隔湾曲症、アレルギー性鼻炎はもちろんですが、肥厚性鼻炎の項目も診断名にあって、これが下鼻甲介の切除にあたる診断になると思われます。

当然僕自身も同意して署名をすることになるわけですが、執刀医の方も署名をするもののようです。(当然個人名は画像上は伏せております。)なんというか、賃貸借契約を交わすときとかにも似ているような気がしました。
散々、受診の以前から今までもネット上の情報を検索して、専門医のサイトなどの画像で見てきましたが、術前術後の図など・・・あと手書きで副鼻腔は手術しませんとあります。副鼻腔炎は持病として持っていませんし、少し前に別の病院で副鼻腔の様子を診察いただきましたが・・・案外にして副鼻腔はきれいで健康そのものでした。そして止血剤は(ソーブザン)というんですね。(※ソーブサンは術後の鼻に詰める止血剤で、溶けていく性質のもの。)

鼻に詰めるものは、シリコン板(プレート)とこの止血剤(ソーブザン)と、綿球を一番手前にということで、3つのものを詰めるんだと理解しました。
そして、同意書ですね。当然リスクなどもよく説明いただき、同意する流れになります。
輸血は基本的に必要ない手術ということですが、緊急時などもあると思うのでそれについての内容も、このあたりはのちの看護面談などでもよく説明いただきました。
それから、今回の術後については・・・そもそも慈恵医大病院の受診をするために、所謂町医者で紹介状を書いてもらい受診しているわけですが、術後「こんな手術をしましたよ」っていうような説明の書類を、かかりつけの医者むけに用意してくれるようで、街のお医者さんと、大学病院の両方で患者をみていこう・・・という流れがあることを説明されます。

実際この手術が終わったら、舌下免疫療法を検討していて、それは紹介状を書いていただいた耳鼻科でも対応している診療項目なので、そちらで受けようかと思っているんですが、そういったことにあたって、今回の手術の説明書などはありがたい存在に思います。
そして、この場で先ほど質問して決めた様に、術後の再診日程も決めたので、新たな予約票を出してもらいます。・・・もう次の予定が入院申し込み(入院当日)と手術申し込み(手術日)と再診(プレートを取り除く)の予定だけになり・・・いよいよという感じです。・・・いや、まだ二週間くらいあって今も首を長くしてその時をまってはいるんですけどね。
それでは、執刀医の受診も終わったので、あとは看護面談のみを残すところとなりました。前回7月末に慈恵医大病院に来た時も看護師との面談がありましたが・・・今日はまた違う内容なんでしょうか。再び1Jサポートエリアにもどり番号札を出してもらいます。
ここではけっこう待ちました、15分くらい待って多分16:00頃に面談開始しました。前回の看護師の方とは違う看護師の方との面談で・・・おそらく話をしている感じからすると、今回手術を行う診療科の看護師の方のように思いました。

鼻の手術についてとか、具体的な入院時の対応なんかについて、なんの戸惑いもなく淡々と話が続いていきましたし、けっこうフランクにいろいろ話を聞きました。気になっている部分などもかなり聞くことができたので、その点ではありがたかったです。

基本的な症状や手術について、入院のスケジュールについて、必要な同意事項、当日持参する必要のある書類・・・あと、ここでは術後の鼻洗浄について一番説明がありました、「鼻洗浄をしたことがあるかの有無」から確認があり、鼻洗浄したことがない旨を話すと、術後必要なことになるので、入院時に具体的なレクチャーをうけることを聞いて、あとは「鼻洗浄に使う機器の準備について、病院の売店にも売っているけど、けっこう高額なので、ネットで購入した方が安い。」というようなことを聞きました。

あとは、痛みについてや術後の回復について・・・「この手術自体はやっぱりそんなに傷の大きな手術ではない。」ということなどを聞きました。「退院もよほどのことがなければ予定通り3泊4日で大丈夫だろう。」ということなどうかがいました。

あとは、2週間前から検温など体調の記録を付けたりということなど・・・とにかく具体的に手術に向けての説明などを受けて終わり。
淡々と進みましたが16:30前に・・・最後に前回「入院日が日曜日になるので、パジャマやタオルをレンタルするなら今日手続きをしていった方が良い。」といわれていたので、手続き場所を確認して会計に。
この時間は前回の時よりも心なしか計算窓口が混雑していた・・・というのは、なんとなく、受診受付が終了している時間帯で、窓口人員などが少し少なくなっていたからでしょうか。
いつもより計算に時間がかかりそうなので、ひとまずパジャマとタオルのレンタルを申し込むべく、隣のE棟にあるクリーニング窓口にいってみることに。
新橋口の入り口から、通常の受付と反対側の隣接する建物がE棟のようです。
E棟に進む。
よくわからずに進んでしまい、理容室のある付近にでましたが、地図を見直すとクリーニング窓口は手前にある模様。
クリーニング窓口を発見したものの・・・そりゃ気が付かずに通り過ぎたわけです。なんと受付時間16:00迄でした、シャッターが閉まっている・・・
というわけで、この日手続きをすることができず・・・後日都内で会社の検診を受けるために出かけてくるので、その時にまた立ち寄って申し込みをしておこうと思います・・・受付時間知ってれば先に来たのに・・・
さて、そんなこんなで引き返しますが、今日は会計の計算にも少しだけ時間がかかっていて、少し待ちました。
自分の会計番号が電子掲示板に表示されて、自動精算機に向かうと・・・何人か並んでいる・・・よく見ると、自動精算機半分くらいはクローズしていて、現金の回収とかが行われていて、もう受付終わっている時間なので、クローズに向けた準備している時間なのでした。
いつも通り、番号札のバーコードをよませて、
金額少ないですけど、いつも通りクレジットでの支払いを選ぶ。
なんと、今回は220円でした。
リクルートカードで決済。
診療明細を印刷して終了です。
明細ありにしてあるので、領収書含めて3枚印刷されて出てきます。
全て印刷されたものを回収して、この日は終了。
そして、先ほどクリーニング窓口にいくべくE棟に向かって知ったんですが、新橋口は、E棟経由だと出口があります。(行に使った入り口通路はこのように入り口専用にされていて通れません。)
なので、入り口通路のすぐ横に位置するE棟の通路を通っていきます。
出口付近にはナチュラルローソンがあって、入院中の患者さんなどが多数利用している模様でしたが、この横が新橋方面の出口になっていました。


・・・さて、具体的にあとは入院して手術をうけて、できるだけ早い回復に励むだけなのですが、まだ2週間くらいあって、その間に入院できなくなるような発熱するような感染症などには絶対にかからないようにすることや・・・入院にあたりけっこう休みをいただいているので、その直前のお仕事を片付けるのが結構大変なので、その辺が重荷ではありますが、一月後の今頃には無事施術を終えられているのであれば、通常の生活をQOLの上がった状態で過ごせるようになっているだろうと思うと・・・希望を持てるのでした。

さて、また関連することがあれば随時続きを書きたいと思います。

続きは少し間が空いて、ついに入院について(鼻中隔湾曲症ep.07「慈恵医大病院入院日」 8月 20, 2023)です。

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